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ツバキ文具店 幻冬舎文庫
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ツバキ文具店 幻冬舎文庫

小川糸(著者)

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ツバキ文具店 幻冬舎文庫

759

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2018/08/03
JAN 9784344427617

ツバキ文具店

¥759

商品レビュー

4.2

855件のお客様レビュー

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2026/08/26

温かい人間模様

知人に勧められて読みました。
文具店で働きながら代筆を請け負う主人公の話。
この主人公と近所の方々の交流に心まで温かくなりました。
素敵な才能を持ち、素敵なご近所さんに恵まれ、主人公が羨ましい。

テディ

2026/08/11

一度は疎んだ代書屋という仕事を通して過去から現在、そして自分のこころと向き合うお話。バーバラ婦人が好き。

Posted by ブクログ

2026/08/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自分がわりと上品な登場人物や表現が好きという分析をしてくれたことによって,AI(Gemini)が提案してきてくれた数冊の小説の中から,梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ』に近い内容が含まれているということで,いちばん琴線に触れそうだったこの作品を選出したところ,結果的には大当たりでしたね。 ただ,夏はどうしても自分の環境的に本を読む時間や環境的な余裕を持つのが難しいところもあって,読み終わるまでには,1ヶ月半ほどというものすごく長い時間が掛かってしまうことにはなってしまいましたが(苦笑) 読み始めてからしばらくは,物語冒頭において鳩子が抱いていた,「紫陽花がしぼんだあとの姿ほど,みすぼらしいものはない」という心境に対して,「自分はそうは思わないな」と感じていました。 ところが,よりにもよって,物語の最後に,天国にいらっしゃる先代のおばあさまへと向けた手紙の中で,鳩子が,「今まではそう思っていたけど,そうじゃないということに気付いた。枯れた姿がまた清々しくて美しいのだ。それだけではなく,花(紫陽花は正確には萼ガクだけど,と鳩子も手紙の中で書いていて,お花さんや植物が好きな私としては,そこも微笑ましかったです)に限らず,葉も枝も根も,そのすべてが美しいということを知りました」と,心を改めていて,鳩子の成長を感じるとともに,深い共感と感銘を覚えました。 もちろんこれは,紫陽花や植物のことだけを言い表しているわけではなくて,人生のメタファーであって,どんな時にも,どんな状況や状態の中を生きていたとしても,その生には必ずなんらかの意味があって,美しさがあって,素晴らしいところはあるのだと,たとえ本当はそうではないのかもしれないとしても,そう願いたいのだという,非常に強烈な「希望」が打ち出されているのですよね。 人の生は,その全てが良かったり,美しかったりするわけではないのが,現実ではあるでしょう。 喜びがあれば不安もある。 仏教の四苦八苦,「生」「老」「病」「死」は,その四苦とされているくらいに,人生は苦しみの連続ではあります。 老いて死ぬこと,まさにお花さんが萎んで,枯れて,散っていく姿は,本当のところは苦しみなのかもしれません。 それでも,先代が鳩子のことを本当は心の底から愛していて,鳩子の側からしても,一時は反発してすれ違ったりはしたけれども,さまざまな経験を通すことで,最終的には先代の想いを継承していくと心に決めて,最後の手紙にも書いて誓ったように,私たちには次の世代を生きていく人たちという,"希望"が常に残されている。 その次の世代を生きる人たちのための,橋渡しになることにこそ,自らが苦しみながらも人生を生きていくことの意義は,常に見出すことができる。 『ツバキ文具店』という,美しく気品高い物語の中に生きていた人々が伝えたかった"想い"は,きっとそのようなものではないかと,私はそう思うのです。

Posted by ブクログ

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