プラスチックホールボーイ gateau C

稲葉春(著者)

• 販売会社／発売会社: 一迅社
• 発売年月日: 2018/07/13
• JAN: 9784758078320

商品レビュー

2019/06/05

▼あらすじ

引きこもりの佐々木兼臣の元に突然届いたのは
"超最新自律型ヒューマンオナホール"こと
動いて喋ってフェラまで可能な男の子の形をしたオナホだった。
即返品しようとしたが、自分を使ってほしい何度も可愛くせがまれて…。
表題作ほか4編をまとめたフェチとエロたっぷりの短編集・

＊＊＊

ストーリーの完全度：★★★☆☆
シリアス度：★★★☆☆
あまあま度：★★★★☆
エロ度：★★☆☆☆
萌え度：★★★☆☆
総合評価：★3.0

積み本崩し。初読みの作家さん。
表題作目当てで購入したのですがどうやら短編集だったらしく、一つ一つのお話はかなり短めです。
全部で5CPのお話が収録されているのですが、この作者さんの性癖なのかキャラクターのおかっぱ率が非常に高いです(笑)
なのでおかっぱ男子が好きな人にはツボなんじゃないですかね(笑)

さくっと読めるので疲れている時や何も考えたくない時などに読むには丁度良いのかもしれませんが、多少でも読み応えを期待して読むと物足りなさを感じるかもしれません。
因みに私はエロを求めてこちらの作品を読んだのですが、残念ながら満足のいくレベルではありませんでした。とにかくあっさり過ぎて殆ど印象に残らないレベル…(^^;)

あと、もう一つ残念だったのが生徒×先生のお話。こればっかりは好みの問題なので仕方ないのですが、私は苦手なお話でした。
作者さんによるとアッパー系のお話ばかりなのであえてダウナー系のお話も入れたようなんですが、攻めも受けもやってる事がクズな為、全く萌えられず…。(ある意味一番印象に残るお話ではあったのですが…笑)
ビッチ受けやNTR系のお話が好きな人は好きかもしれません。

因みに当初のお目当てだった表題作は受けが所謂セクサロイド？みたいなやつで人間ではないのにも関わらず普通の人間と大差が無さ過ぎて全然ロボットに見えない点が引っ掛かってしまって。
要は受けの設定が全然活かしきれてないんです。ほぼ設定だけで終わってしまっているというか。
短編だし深く突っ込んだら負けなのは分かっているのですが、期待していた分、どうしても気になってしまい、残念に思ってしまいました。
(CPは非常に好みではあるのですが…)

それでも個人的に良かった点を挙げるとすれば絵柄が表紙のイメージ通り可愛かった事と、夢男子のお話が割と面白かった事くらいですかね。
それ以外は普通レベルです。読み返す事は無さそうですが、絵は割と好きなのでこれからも頑張っていただきたいです。今後の活躍に期待しています(^-^)