彼岸島 48日後…(十六) ヤングマガジンKCSP

松本光司(著者)

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2018/07/06
• JAN: 9784065120316

商品レビュー

2023/12/22

漫画喫茶で読みました。

地下道から地下鉄（東京メトロ）に出たり、
人間の集落に辿り着いたり、
そこでひと悶着あったり、
姑獲鳥が襲ってきたり、
妙子のところまで誘って三つ巴になったり、
妙子の下敷きにされるけど実は直前で真っ二つにして助かってましたまで。

珍しく１５巻、１６巻と同じ邪鬼が表紙を飾っている。

勝次は箱根出身だけど、地下鉄の七駅を「近い」と感じるのか・・・。
田舎って駅の間隔が長いから七駅は近いと感じないんだよね。
勝次は意外と都会っ子なんだろうか？

っていうか、さっき強盗に遭ったばかりなのに、よくまぁ見張りも立てずに寝られるな。
寝てる間に食料盗られる心配とかしないのだろうか？

死体の頭の向きが、明に覆いかぶさったときと、姑獲鳥の矛を避けたときで逆を向いてるじゃん。
まぁ、左右反転は『彼岸島』ではよくあることだけど。
本誌連載時は義手刀が右だったり左だったり忙しい。
流石に単行本時には修正されているけど。

あんな丸い柱に自動販売機置くだろうか？
背中剥き出しになっちゃうじゃん。
せめて角型の柱なら分からなくもないけど。
実在の駅だろうし、取材もしてるだろうから、東京では珍しくはないんだろうか？
あと、貴重な糖分を摂取できる手段なのに、なんで中身が無事なんだ。
誰も自動販売機を壊そうとは思わなかったんだろうか？
ちなみに災害時は無料で出てくるらしいけど、あれは電気が通ってないとダメなんだろうか？

あれで姑獲鳥が妙子に気が付かないって間抜けすぎない？
そもそも妙子の眼はイミテーションだから見えてない。
なんで柱から半分身を出して覗いてるんだろう？
まぁ、頭から出血してるのに妙子の血を浴びまくって大丈夫なのは、いつものこと。

地下鉄成増駅にホームドアが設置されている。
舞台は平成１５年あたり、西暦で言えば 2003 年頃なんだけど、そんな昔から設置されているの？
（ホームドア自体は 1974 年に新幹線ホームに設置されたのが最初なもよう。）
名古屋地下鉄でホームドアが設置されたのが最近だから、ちょっと感じ入っちゃったよ。

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雅の息子：
混血種吸血鬼の上位５人。
数万人の吸血鬼を集めて他の吸血鬼の血を飲ませ数百体の混血種吸血鬼を生み出し、それらに殺し合わせて残った五体。
要は超強い。
蠱毒のようなもの。

姑獲鳥（うぶめ）：
雅の息子の一人で、鳥人間。
てっきり「こかくちょう」と読むのだと思ってた。
凶悪なキョロちゃんといった風貌。
三つ叉の矛を武器とする。
ちなみに姑獲鳥は子供を攫って自分の子として育てると言われている中国の妖怪。

東京メトロ：
東京の地下鉄。
相変らず日本語表記の「東」や英字表記の 'T' など一部の文字が潰されている。

地下鉄成増駅（なります）：
人間の集落がある地下鉄の駅。
赤塚方面からの食料供給が途絶えたためにほとんどが餓死している。
住人は６人＋赤塚から逃げてきた１人。
妙子の父親もこの駅にいたと思われる。
吸血鬼の侵入を防ぐために出入口は破壊されている。
（時系列的には妙子の邪鬼化後に破壊されたことになる？）

池袋駅：
地下鉄成増駅から七駅先にある駅。
地上との出入り口が開いている最も近い駅。

地下鉄赤塚駅（あかつか）：
地下鉄成増駅の隣の駅。
姑獲鳥が現れて地獄になる。
そのため食料の供給も途絶える。

ByBo:
地下鉄成増駅に設置されている自動販売機。
元ネタはダイドードリンコ (DyDo) と思われる。
この状況下で中身が無事なので、機械が相当に頑丈か、飢えてても飲みたくないくらい不味いのか・・・。

2018/10/01

雅の息子が出たり三つ巴バトルが始まったりと、やりたい放題です(笑)
ラストの見開きがかっこよかった・・・。