デザインされたギャンブル依存症

ナターシャ・ダウ・シュール(著者), 日暮雅通(訳者)

• 販売会社／発売会社: 青土社
• 発売年月日: 2018/06/25
• JAN: 9784791770588

商品レビュー

2024/10/29

メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1851058483799683373?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw

2024/06/01

関係者や依存症当事者への広範な聞き取りに加え、社会学の大家の学説なども引かれており、労作だなと。
他著で引用されていたときに、日本のギャンブル市場に比べた徹底性に興味を引かれたのだが、その部分での納得は深めた一方で、日本の既存のギャンブル市場及び今後のカジノ展開の内実は如何にといった疑問が残るが、そういった書籍は新書クラスのものしか見当たらないように思う。

2021/04/10

米国ラスベガスを舞台に、ギャンブル依存症の患者（出てくる事例が生活どころか命までも奪うような依存のため、患者としかいいようがない）へのインタビューや、メーカー側のコメントを中心としたドキュメンタリー。どうもカジノ、ディーラーと客がいるブラックジャックとか、バカラみたいなイメージがあったが、この本の中心はスロットマシーンだ。スロットマシーンが効率よくゾーンに入れる吸血（金）鬼のようなシステムなのだということが分かったが、これって日本だったらパチンコに相当しそう。手を出さないに限るな、と改めて思った。