商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社インターナショナル |
発売年月日 | 2018/06/01 |
JAN | 9784797673555 |
- 書籍
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日本一の「デパ地下」を作った男
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日本一の「デパ地下」を作った男
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『#日本一の「デパ地下」を作った男』 ほぼ日書評 Day624 阪神といえば「ベンチ(経営)がアホ」な会社かと思いきや、あにはからんや、同時代を生きていた(歴史上の立志伝中の…ではない)人物としては、物凄いエピソードばかりだ。 タイトルにあるように、日本で最初にデパ地下の食...
『#日本一の「デパ地下」を作った男』 ほぼ日書評 Day624 阪神といえば「ベンチ(経営)がアホ」な会社かと思いきや、あにはからんや、同時代を生きていた(歴史上の立志伝中の…ではない)人物としては、物凄いエピソードばかりだ。 タイトルにあるように、日本で最初にデパ地下の食品売り場に本格フォーカス。その他にも、ブランドファッションの売り方等、ほとんどのアイデアが実績に直結しているのだが、これが何と、阪急百貨店というワンランク上の百貨店に対して持たざる経営を貫いた結果というから驚き。 一例として、販売のアイデアで「質流れ品バザール」という企画を打ち、シャネル等の高級ブランド(ただし新地のお姉さん達が質入れするものなので、開封すらされていないケースも多いという: そのビジネスモデルをご存知ない方は本書にて)を売るという、通常の百貨店なら二の足を踏みそうな企画も、阪神にはそうしたブランドが品物を卸してくれないから、何の遠慮も必要なかったという。 その他にも常識にとらわれない経営判断を矢継ぎ早に打ち出す。 銀行からの借入金を一気に全額返却。付き合いがなくなるどころか、借り手・貸し手の力関係が無くなった分、ビジネスの相談相手としての距離が縮まった。 取引先が阪神百貨店重役に送ってくる中元・歳暮の類を虚礼として一切辞めさせた。当然、それらの品々は阪神で購入されるから売上にはマイナスだ。 中元・歳暮については、さらに新聞広告も止めると言い出す。周囲は顔に色をなすが、結果、阪神百貨店としての中元・歳暮の売上が落ちることはなく、広告コストだけが浮くこととなった。 本の構成的に、多少、後付け感が無いでもないが、これだけの実績を上げた方というのは、本当に僅かであるはずで、主人公の価値を減ずるものではないと思う。 https://amzn.to/3OyCtlV
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サラリーマン社長の最高峰へ、男、三枝、勘と実行力で登りつめました。いよっ!NO忖度!という感じで、今の時代には小気味よい成功譚でした。辞表を出す覚悟をこんなにしているなんて、サラリーマンとは言え、最後まで自分の人生のオーナーであった人なのでしょう。新人課長時代の不法配属に意を唱え...
サラリーマン社長の最高峰へ、男、三枝、勘と実行力で登りつめました。いよっ!NO忖度!という感じで、今の時代には小気味よい成功譚でした。辞表を出す覚悟をこんなにしているなんて、サラリーマンとは言え、最後まで自分の人生のオーナーであった人なのでしょう。新人課長時代の不法配属に意を唱え出社拒否して、担当役員に頭を下げさせた事件が、彼が会社を使いこなす方法を習得するための気づきを与えたのでは、と思いました。とても痛快な「デパートびんびん物語」でしたが、ご当人からの聞き書きだけで書かれているところが、もったいない気がします。それにしても、服を捨て、食を選んだ選択眼の先見性はすごい!
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