商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | イースト・プレス |
発売年月日 | 2018/06/19 |
JAN | 9784781616803 |
- 書籍
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迷子のコピーライター
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迷子のコピーライター
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
書店では「広告」の棚に並んでいた。商店街や地域おこしのポスター事業についてはビジネス書としての価値がある。しかし前半は著者の半生が語られ、その体験の後に新しい仕事の形が積み上げられたことがよく理解できる。 軽い読み物だと思ったが、感動してしまった。最後の方では何を読まされているの...
書店では「広告」の棚に並んでいた。商店街や地域おこしのポスター事業についてはビジネス書としての価値がある。しかし前半は著者の半生が語られ、その体験の後に新しい仕事の形が積み上げられたことがよく理解できる。 軽い読み物だと思ったが、感動してしまった。最後の方では何を読まされているのかわからなくなったが、そんなカオスさもこの著者の魅力なのだろう。
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きっかけは先週のセミナーの講師。見た目からしてソラミミスト安斎肇氏を彷彿とさせるアル中風の存在感。流石の電通社員。ぐいぐい引き込まれる話の内容に1人ざわつく俺。 これなんだよ。いつも自分が感じてた『仕事』に対する考え方。誰にも共感されないんだろうと思ってたこのモヤモヤ感を筆者は...
きっかけは先週のセミナーの講師。見た目からしてソラミミスト安斎肇氏を彷彿とさせるアル中風の存在感。流石の電通社員。ぐいぐい引き込まれる話の内容に1人ざわつく俺。 これなんだよ。いつも自分が感じてた『仕事』に対する考え方。誰にも共感されないんだろうと思ってたこのモヤモヤ感を筆者は見事に言葉で表し、そして実行し、やはり結果を出していたんだ。こんな人なのね。 今回は書きたい事が多すぎる。書きたい。あーかきたい。色々かきたい。マスじゃなく、書きたい。 我父の地元である大野市。『大野へかえろう』プロジェクト。高校を卒業すると何も無い大野市に帰って来ない危機感から始まったこの企画。当時地元ニュースで知りました。もらい泣きしました。泣きたければYouTubeで検索して下さい。 改めて今回この本に書かれた内容をエアロバイクをしながら読んでたら汗より先に涙が出ました。ま、そう言う歳なんです。 本職がコピーライターだけに広告を使って人を幸せにする。その一つがポスター。大阪新世界商店街の無償でのポスター作りから始まって(これが面白い)、そこから地域の町おこしへ。ネットでこのポスターおもろいわーと思って見てたらこの方だったんですよー。本人にお会いして感動です。 広告界、写真界、音楽界、映画界、新世界、そして、宇宙の間を行き来しているサラリーマン。UFO を呼ぶ為だけののバンド『エンバーン』もやってるみたいです。出現率40%です。 それよりも就職前のユーラシア大陸1人横断とか、妹様の死、本人の大病と、凄い人生を送ってきたんですね。読んでマジ辛い。辛いながら笑いもあるから、また返って辛い。 かなりの濃い内容の為、これ以上書評する事ができません。すみません。これは広告業界の方もさる事ながら、現在突っ走ってるビジネスマンも読むべきバイブル。 1時間弱と言うセミナーの中でガッツリハートを掴まれた俺は、まんまと最後に田中みな実写真集並のドキドキ感で本人サイン入り本を買ってしまいました。安斎先生、いや日下先生ありがとうございます。 出会ったよかった本今年1位です。(2月時点)
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デアゴスティーニの分冊百科が一冊になった ような実に濃厚なテーマを孕んでいて、それがわずか1,782円 って、安いよなぁとつくづく感じた本。 第1章「旅に出る」は電通の入社直前に「中国・ロシア・ 中央アジア」をバックパッカーとして「何でも見てやろう」と意気込むものの、ロシアには...
デアゴスティーニの分冊百科が一冊になった ような実に濃厚なテーマを孕んでいて、それがわずか1,782円 って、安いよなぁとつくづく感じた本。 第1章「旅に出る」は電通の入社直前に「中国・ロシア・ 中央アジア」をバックパッカーとして「何でも見てやろう」と意気込むものの、ロシアにはつれなくされ、 チベットでは鳥葬を目の当たりにし言葉を失い、 戦争の街アフガニスタンでは底知れぬ恐怖感に苛まれ…、 モラトリアムの最後を飾るたったひとりの旅は拠り所のない疲弊感を漂わす旅行記を綴る。 第2章「社会に出る」は電通に入社、コピーライターと なり、TCC最高新人賞受賞と順風満帆な船出となり、 「俺はスタークリエイターの階段の入口に立った!」と 実感する日々を綴る。 第3章「人生がフリーズする」は自身が病に倒れ、妹の死・父親の大病…と、身内の相次ぐ災難に直面する一方で、第一子を授かる。その感動も束の間、3.11に遭遇し、実家大阪へ舞い戻るといった、到底仕事どころではない激動の日々を綴る。 第4章「人生の逆襲」&第5章「アホになる」は「人生の迷子となった」と悟った著者は広告の現場に復帰するも、 さてこれからクリエイターとしてどう生きるべきかを模索する日々が続く。その「もがき」の中で得た結論は 「コピーライターとして腕を磨き、賞を獲り、よりよい クライアントを担当し、スタークリエイターとなる道は 常に大渋滞。病が癒えぬ自分には無理。自分にしかできないこととは?」という思いを抱き、新たな一歩を踏み出すべく毎日カメラ片手に街を彷徨う。 行き着いた先は「新世界商店街」。この商店街との出会いと交流が「商店街ポスター展」を生み、以降広告業界の 異端児として地方創生の業務に深く関わっていくようになる…。 本書巻末には著者の手がけた仕事の一部−「商店街ポスター296枚」「地方の町おこしキャンペーン広告」-が収録されている。商店街しかり、寒村しかり、それらの一連の仕事を手がけたのが「電通」の「一正社員」であることに大きな意義がある。都築響一氏をして「一般に広告って、いつも上から目線だ。『これがいいんだから買え』みたいな。でも日下くんだけは、いちばん下のほうでうごめいているなにかをぐっと押し上げて、僕らに見せてくれる。」と言わしめる。天下の電通の広告マンが終始この姿勢と目線と「おもしろい×社会にいい」をモットーに取り組むからクライアントとの深い交流を生んだ。「商店街」「まちづくり」「アート」「広告・PR」「地方創生」「自己表現」…、幅広い文脈で読める快著。オススメ!
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