これは経費で落ちません！(4) 経理部の森若さん 集英社オレンジ文庫

青木祐子(著者)

• 販売会社／発売会社: 集英社
• 発売年月日: 2018/06/21
• JAN: 9784086801959

商品レビュー

2024/08/25

経理部に新しく入った社員、麻吹美華は優秀だけれど、思ったことをそのまま口に出してしまい周囲と衝突するタイプ。
でも悪気があるのではなく、間違ったことを許せないだけなのです。沙名子も必要なことはハッキリ言えるので、美華にもズハリ言いました。二人とも後腐れなくいられるというのはすごいと思います。
真夕が美華に外出時のコーヒーの件を指摘された時、どうして沙名子は助け船を出してあげなかったの？と思いましたが、後日ちゃんと真夕が自分で主張したので、沙名子は真夕のそういうところを信じているのだと嬉しくなりました。
美華のあだ名タイガーをぽろっと本人の前で言ってしまう真夕は憎めないです（笑）。

太陽の後輩、樹菜は絶対太陽狙いでしょう。相談にのってあげるのも太陽の優しさでしょうけれど、イラっとしました。沙名子優先で鎌本に押し付けたから良かったけど。

それから、沙名子が目撃した不倫。次巻以降に何らかの展開があるのでしょうけれど、どうなるのか気になります。

2024/08/22

これは経費で落ちません！４　～経理部の森若さん～
著者：青木祐子【著】/uki【イラストレーター】

経理部の新入社員・麻吹美華は、なんでも率直にものを言う。オブラートに包むということがない。おかげで波風立てずに会社員生活を送りたい沙名子は、気苦労が絶えない。私生活では太陽とつきあいはじめたものの、初めての恋愛にペースを乱され戸惑い気味。そんなときも、面倒事は遠慮などしてくれない。沙名子はよく知る社員同士の不倫現場を目撃してしまい…？

シリーズ第4巻では、麻吹美華という新キャラクターが加わり、物語に新たなスパイスが加わっています。彼女の正直すぎる言動が、森若さんの平穏な日常を大いに揺さぶり、笑いながらも共感できる場面が多いです。また、森若さんと太陽の関係も着実に進展し、初めての恋愛に戸惑う様子が初々しく描かれていますが、その一方で社内の不倫問題や新たなトラブルが次々と巻き起こり、沙名子の「何事にもイーブンに生きる」という信条が試されます。麻吹のフェアネス精神と森若さんのマイペースさとの対比が面白く、二人の関係性の発展も見どころの一つです。今回も、経理部の静かな戦場での人間模様が、丁寧かつユーモラスに描かれており、次巻がますます楽しみになります。

2024/08/21

不倫の相手勇さんかよ！
思わず「え！？」と声が出た。
真剣なのねそうなのね。
でもけじめつけない時点で擁護できないなー。

私は結構麻吹さん好きです。
自分が不利になってもめんどくさい思いしてもfairであろうとするのは不器用だけど美しいと思う。

ただ、人を傷つけてもいいわけじゃないし、間違ってないでしょって開き直られたら腹立つとおもう。

いままで森若さんの解決法でそれでいいのか？とモヤモヤしてたところもあるので、2人合わせればいいコンビになる気がする。