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憂鬱な10か月 新潮クレスト・ブックス
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憂鬱な10か月 新潮クレスト・ブックス

イアン・マキューアン(著者), 村松潔(訳者)

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憂鬱な10か月 新潮クレスト・ブックス

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2018/05/31
JAN 9784105901479

憂鬱な10か月

¥1,980

商品レビュー

3.4

12件のお客様レビュー

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2025/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本書の主人公は胎児。 が、父親が詩人のせいか、やけに饒舌で芝居がかった言い回しで、ほとんどがこの胎児の独白のような形で物語は進む。 母親が父親の弟と不倫をし、やがてそれは父親の毒殺計画へと発展する。胎内で母と叔父の計画を聞き、胎児は刑務所で生まれてしまったらどうなるのだろう、と悩んでみたり、母が飲むワインの味わいを楽しんだり。やたらと博学だけど無力な主人公が結構かわいい。

Posted by ブクログ

2024/12/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

設定は面白いけど胎児がすべてわかっているって考えると不気味。 胎児が臍の緒で自殺しようと考えるのが一番面白いところだった。 けっこう飛ばし気味に読んでしまったけど、翻訳がもう少し上手なら化けたかも。

Posted by ブクログ

2023/05/04

初イアン・マキューアン。これは、ウィットに富んだジョークなのかな?主人公はまだ母親のお腹の中にいる胎児。しかも母の身体をとおしてポッドキャストで世界情勢を嘆いたり、ワインを嗜んだり(しかもものすごく詳しい)、挙句の果てにへその緒で首をつって自殺をはかろうとする。一歳の息子がいる身...

初イアン・マキューアン。これは、ウィットに富んだジョークなのかな?主人公はまだ母親のお腹の中にいる胎児。しかも母の身体をとおしてポッドキャストで世界情勢を嘆いたり、ワインを嗜んだり(しかもものすごく詳しい)、挙句の果てにへその緒で首をつって自殺をはかろうとする。一歳の息子がいる身としてはまさか我が子もなんて思ったり。最後にこの世界に生まれてくる描写は素敵だった。誰もその時のことは覚えてないはずなのに、追体験できるとは。

Posted by ブクログ