![マインド 警視庁捜査一課・碓氷弘一 6 中公文庫](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001907/0019073660LL.jpg)
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2018/05/22 |
JAN | 9784122065819 |
- 書籍
- 文庫
マインド
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警視庁捜査一課、碓氷弘一。48歳。 腹の出た体をくたびれた背広に包み、薄くなってきた頭髪を気にするサエない中年男だ。近ごろ警部補に昇進し、第5係最年長ということもあって鈴木係長の番頭的な存在になっている。 そんなベテラン刑事が事件解決に奔走する警察サスペンス。シリーズ6作...
警視庁捜査一課、碓氷弘一。48歳。 腹の出た体をくたびれた背広に包み、薄くなってきた頭髪を気にするサエない中年男だ。近ごろ警部補に昇進し、第5係最年長ということもあって鈴木係長の番頭的な存在になっている。 そんなベテラン刑事が事件解決に奔走する警察サスペンス。シリーズ6作目。 ◇ その朝、碓氷は若手の警官が自殺したことをニュースで知ったが、特に気に留めることはなかった。だが出勤してみると、事件は奇妙な色合いを帯びていた。 警官の自殺と同じ23時過ぎに、中学生の自殺が1件、殺人事件が2件起きている。殺人事件の容疑者はすでに逮捕されてはいるが、別個の事件が同時刻に起きたことに疑問を持った田端捜一課長は特命捜査班を設置。第5係をこれに当てることにした。 調べを進めるうちに、同日同時刻に強姦未遂2件と盗撮1件の3件の事件が起きていたことも判明した。その背後には何かあると確信した田端は、警察庁から心理調査官・藤森紗英の招聘を決めたのだった。 (「第1〜6話」) 全26話。 * * * * * 藤森紗英が再登場。 紗英の今回の相手は臨床心理の専門家です。催眠術や暗示などマインドコントロールスキルに長けた犯人と対峙する紗英が物語の中心。もちろん碓氷はいつものようにサポート役を担います。 第1ラウンドの相手は、メンタルクリニック院長で精神科医の水沢瞳。 水沢の隙を見せない受け答えに碓氷は攻め手を見出せず、紗英とバトンタッチするしかありません。 ここでの水沢と紗英との丁々発止のやりとりがすごく興味深い。決め手には欠けたものの、水沢のプロファイリングをした紗英の判定勝ちと言えるでしょう。 第2ラウンドの相手は、クリニック助手の持田奈緒子。優秀な臨床心理士でもある女性です。穏やかな微笑みを絶やさない持田も水沢同様で、碓氷にはつけ入る隙がありません。 ここも紗英が碓氷の後を引き受けて質問することになるのですが、持田のしたたかさは水沢以上で引き分けに終わりました。 おまけに、自分に目を合わせてにこやかに対応してくれる持田に好意を持った碓氷はつい気を許してしまい……。 それにしても、ここで描かれるマインドコントロールスキルには驚愕するばかりです。 『パラレル』にも登場した役行者(が憑依した賀茂晶) の操心術は「ファンタジーだから」で流せても、この臨床心理の達人技は現実世界のことのようで笑って済ませられませんでした。 心療の世界のことはあまり知らないのですが、こんなことが実際にできるのなら想像しただけで戦慄が走ります。 さて、待望の藤森紗英です。本作では、犯罪心理学の紗英 VS 臨床心理学の犯人 という構図です。紗英と犯人が繰り広げる心理戦は『エチュード』以上で、存分に楽しめました。 やっぱり、『心理調査官・藤森紗英』のシリーズを立ち上げて欲しいと願ってやみません。 最後に懺悔です。 実は、かつて『碓氷弘一』シリーズを初めて読んだときは、自分の未熟さもあって碓氷の魅力がわからず、2作目で読むのを止めてしまったのでした。 でも今回改めて読んでみてびっくり。おもしろい。特に3作目からのおもしろさを知って、自分の不明が悔やまれてしかたありません。 軽々に評価を下したりすることは厳に慎もうと思いました。 今野敏先生、誠に申しわけありませんでした。
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「今野敏」の長篇ミステリ小説『マインド 警視庁捜査一課・碓氷弘一6』を読みました。 ここのところ国内ミステリ作品が続いています。 -----story------------- 殺人、自殺、性犯罪……。 ゴールデンウィーク最後の夜に起こった七件の事件を繋ぐ意外な糸とは? 「藤...
「今野敏」の長篇ミステリ小説『マインド 警視庁捜査一課・碓氷弘一6』を読みました。 ここのところ国内ミステリ作品が続いています。 -----story------------- 殺人、自殺、性犯罪……。 ゴールデンウィーク最後の夜に起こった七件の事件を繋ぐ意外な糸とは? 「藤森紗英」も再登場! 大人気シリーズ第6弾。 ----------------------- 2015年(平成27年)に刊行された警視庁捜査一課「碓氷弘一」シリーズの第6作… 「ユースケ・サンタマリア」主演でテレビドラマ化されているようですね。 ゴールデンウィーク明けのある朝、出勤した警視庁捜査一課「碓氷警部補」の元に都内で起こった2件の自殺と2件の殺人の報が入る… 発生時刻はすべて同じ日の午後11時だった、、、 関連性を疑う第五係は「田端捜査一課長」の特命を受けて捜査を開始する… その後、さらに同日同時刻に都内で盗撮・強姦未遂等あわせて3件の事件が起こっていたことが判明。 第五係と、再度捜査協力に訪れた心理調査官「藤森紗英」は、意外な共通点に気づく… 一見関連性がないように見える7つ事件は、実は意外な共通点で繋がっていた……。 警視庁捜査一課「碓氷弘一」と心理調査官「藤森紗英」が、地道に捜査を進め、お互いの知識や経験・スキルを活かしながら協力して真相を突き止めていく警察小説… 後催眠により潜在意識に閉じ込められた強い願望が解放されたとしても、殺人事件や自殺、強姦未遂、盗撮等までには至らないだろうなー とは思いましたが、捜査の過程や警察官のプライベートな部分も丹念に描いてあり愉しく読めました、、、 400ページ強のボリュームでしたが、とても読みやすい文体だったので、思ったよりも早く読み終えました… 本シリーズ、機会があれば、別の作品も読んでみたいですね。
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2018年11月にユースケ・サンタマリア主演でテレ朝系で放送された2時間ドラマの原作。確か見たと思うけど、あまり覚えてなかったが、このシリーズの中でも藤森紗英が登場した「エチュード」は覚えがあったのですんなりと読めた。ネタは読めるんだけど、なるほどそういう風に持って行くのね。さす...
2018年11月にユースケ・サンタマリア主演でテレ朝系で放送された2時間ドラマの原作。確か見たと思うけど、あまり覚えてなかったが、このシリーズの中でも藤森紗英が登場した「エチュード」は覚えがあったのですんなりと読めた。ネタは読めるんだけど、なるほどそういう風に持って行くのね。さすがの今野さん。最後のユースケの解説もいい
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