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失語症になった私から医療の現場で働くみなさんへ38のメッセージ 医療現場でのコミュニケーション
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失語症になった私から医療の現場で働くみなさんへ38のメッセージ 医療現場でのコミュニケーション

沼尾ひろ子(著者)

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失語症になった私から医療の現場で働くみなさんへ38のメッセージ 医療現場でのコミュニケーション

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 エスコアール
発売年月日 2018/04/01
JAN 9784900851962

失語症になった私から医療の現場で働くみなさんへ38のメッセージ

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2019/12/24

フリーアナウンサーの著者が自らの「失語症」体験を語ったもの。 読書対象を「医療の現場で働くみなさんへ」としながらも、読解に専門知識を必要としないため、読者対象は広いと思います。 余りテレビを熱心に見ないもので、失礼ながら沼尾さんのことは存じ上げませんでした。 ご自身の体験を(...

フリーアナウンサーの著者が自らの「失語症」体験を語ったもの。 読書対象を「医療の現場で働くみなさんへ」としながらも、読解に専門知識を必要としないため、読者対象は広いと思います。 余りテレビを熱心に見ないもので、失礼ながら沼尾さんのことは存じ上げませんでした。 ご自身の体験を(まさにアナウンサーらしいと言うべきでしょうか)こうして活用できる形で発表されたことはとても素晴らしいことだと感じました。 この本を読んで、失語症という言葉自体は聞いたことがあっても、誤解していることがあったのだと気づかされました。見た目には言語レベルが幼児くらいに落ちているようでも、頭の中では言語がきちんと回っていて知能指数が落ちたわけではないこと。言語という「ツール」にぎこちなさがあるために自分の考えを言えないこと。漢字に助けられるということや、平仮名ばかりだとどこで区切って読めば良いのかわからなくなること。 原因となった脳梗塞発症の経緯、入院、リハビリ、退院後と、ある程度時系列順に記されているので、私のような一般人が「沼尾さんの体験記」としても読むことができますし、もちろん表題にある通り医療現場の方にとってはコミュニケーションを取るうえでの「指南書」「参考書」として活用できます。 「医療現場で働く人々に向けた本」として見たときに改善点を添えるとするならば、目次で 「病因を説明するコミュニケーション」 「退院後の注意を伝えるコミュニケーション」 と目的別に分けて書いているものの、具体的な利用シーンに即してより素早く、パッと見て知りたい情報にすぐ到達できるように、目次とは別に索引などを作成した方が良いのかもしれないなと思いました。 目次の字面だけだと全てに目を通さなければ目的とする項目にたどり着けませんが、例えば入院を実際にする患者さんに対して「入院告知」「病状の説明をする」、そしてそのとき患者さんが「言葉の意味理解が乏しい」ことが予想される場合、本書では21p,86p,47p,を参照すると良いだろうということが、「目次を全て見れば」わかりますが、「目次を全てきちんと読まなくても”状況別”に分かれば忙しい医療者にとっては更に良いのではないかと思うのです。 とはいえ時系列順に、前から全てを追って読んだ方が著者の考えや経緯(入院から退院まで)を理解しやすいことは言うまでもないことですので、もし改訂版を出すのであれば索引があったら便利だろうな、という程度のことなのですが。 読後一番に思ったことは、「言葉がなくても楽しめる趣味って強いな」ということでした。絵や音楽、写真や動物は国境だけではなく病も飛び越えるものなのだということが分かりました。

Posted by ブクログ

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