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漢倭奴国王から日本国天皇へ 国号「日本」と称号「天皇」の誕生 京大人文研東方学叢書4
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 臨川書店 |
発売年月日 | 2018/03/01 |
JAN | 9784653043744 |
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漢倭奴国王から日本国天皇へ
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3件のお客様レビュー
62頁:北魏和宋対立(464年) ・この図にある「和」字の意味,未詳。出典が書いてないのでオリジナルなものかも知れないが,漢語資料からコピーして「和宋」を「と宋の」などに訳さず,そのまま掲載したのではないか,との疑念が残る。109頁の「東魏、西魏和梁対立(546年)」も同じ。とも...
62頁:北魏和宋対立(464年) ・この図にある「和」字の意味,未詳。出典が書いてないのでオリジナルなものかも知れないが,漢語資料からコピーして「和宋」を「と宋の」などに訳さず,そのまま掲載したのではないか,との疑念が残る。109頁の「東魏、西魏和梁対立(546年)」も同じ。ともかく「はじめに」にある「一般の読者を対象とし」た本にある説明文とは,思えない。 78頁:舉(おこな)われ…… ・たぶん,「挙」への変換漏れであろう。 96頁・111頁:敏達(びんたつ)天皇 ・本書の「はじめに」に「とくに『日本書紀』をはじめとした日本側の史料の訓読も,中国漢文の訓読に準じている」とある。わざわざルビを振っているのは,これもその例なのだろうか。日本の辞書では「びんたつ」では,この天皇にたどりつけないのではないだろうか。「びだつ」と読まないのは,それなりのこだわりがあるのか。 97頁:百済から「化来(からい)」してくる所謂「渡来人」 ・ここにルビを振っているのも,意識的に「けらい」とは読なないという意思表示か。 107頁:南朝 四百八十寺 多少の楼台 煙雨のなか ・「なか」は,「中」。伝統的には「うち」と読まれることが多いと思う。それを避けるためにひらながにしたのであろう。それなら「十」に「しん」,「多少」に「いくばく」と振り仮名を振っているのだから,ここも「中」に「なか」と振り仮名を振ればよかったのではないかと思うが,わざわざ「中」に「なか」と振ると,不審に思われるから,ひらがなに開いたのであろうか。 第7章 日出る国の天子 124頁:時に出でて……日,出ずれば…… 126頁:日出ずる処の天子…… ・124頁・126頁から察するに,第7章は「でる国」と読ませるのであろう。著者はおそらく「基づく」ではなく「基ずく」と表記するのを好むのであろう。135頁には「名ずく」とあり。 ・著者は古語の活用形を無視して,「づ」「ず」は発音が同じなので,「ず」を選択しているのだろう。であるのであれば,なぜ「みずから」ではなく「みづから」なのか(147頁)。 126頁:復た以て聞する勿れ 138頁:菩薩の号を以ってす ・「す」をつけるときは「以って」と「っ」を入れるルールを作っているのか。 127頁:『日本書紀』推古天皇十六年……至りて懐を具す。朕は欽んで宝命を承け,…… 147頁:④『日本書紀』巻二二推古天皇十六年……至りて懐を具さにす。朕は欽しんで宝命を承けて,…… ・おそらく出典は同じだと思われるが,訓も送り仮名も異なる。 ・また,「曰く。」と「曰く,」が混在する。「季秋は薄冷にして。尊は何如」などなぜ「。」なのか,理解できない。 ★ここに至って,単に著者が思いつくまま書き散らして,校正をしていない書だと考えて,以後,いろいろ思いを巡らすのはよそう。 175頁:王者 千歳二麻佐武 白雲毛(しらくもの) 『万葉集』巻三 ・「毛」を「の」と読む根拠は何か。「も」と読まない根拠は何か。どうせまた入力ミスをチェックしていないんでしょ。 187頁:③其の国の日辺の在るを以て,故に日本を以て名と為す。 『旧唐書』東夷伝 ④国は日の出る所に近くして,以て名を為す。 『新唐書』東夷伝 ・本文にはないが,③原文:「以其國在日邊,故以日本為名」。④原文:「國近日所出,以為名」。「名を為す」は,現代語訳するとどうなるのか。「名前を作った」か。「名をなす」は「人に名を知られるようになる。/名声を得る」という意味でしょう。 188頁:「荅えて曰く。」189頁:「畧(ほ)ぼ」。 ・一般向けの本に,異体字を載せるのは,字形を問題にしているわけでもなく,いかがなものか。なぜ「答」「略」ではいけないのか。 189頁:山上憶良の歌:早日本辺 大伴乃……(はやく やまとへ大伴の……) ・万葉仮名と()の句切りを変えないでください。 188頁:今ま大周と称す。……何に縁(より)てか…… 197頁:今,平壌の軍……。/ 99頁:仍りて 117頁:仍て。 187頁:④自ら言う。……或いは云う。……。 202頁:古記に云う,……。 ・「曰く。」「聞くならく。」などの「。」に,慣らされてしまっった。それなのに,最後になって「,」をお使いなさるとは。この「,」を奇異に感じるようになった自分に驚いている。 ★ まったく,個人的な正書法が確立していない。
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金印に彫られた「漢倭奴国王」の「倭」が「日本」となり「王」が「天皇」になった経緯を解説している。日本の古代史研究者ではなく古代中国の研究者の視点で解説されている。本書を読むと、古代の中国と日本、朝鮮半島の関係から、いかに「日本」と「天皇」という呼び方が生まれたのか分かる。「倭」が...
金印に彫られた「漢倭奴国王」の「倭」が「日本」となり「王」が「天皇」になった経緯を解説している。日本の古代史研究者ではなく古代中国の研究者の視点で解説されている。本書を読むと、古代の中国と日本、朝鮮半島の関係から、いかに「日本」と「天皇」という呼び方が生まれたのか分かる。「倭」が蔑称であったり、「王」という漢字が、実は中国の支配下にあることを意味したり、そのような理由で日本側が新しい呼び名を制定したという物語は、古代日本でいかに中国と対等の立場になろうと努力した光景が頭に浮かぶ。漢文がたくさん出ているので、そこは読みにくいが、丁寧な日本語の解説もあるので、少し苦労はするだろうが、理解できると思う。
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京大人文研東方学叢書4 ・倭の五王時代:国内統一へ ・6世紀:南朝中華国家の凋落。空白 ・600年遣隋使:新たな国号、首長の称号の模索。白村江の戦い(662,663)→日本、天皇 ・702以降遣唐使:政治性が後退し、交易・文化特に仏教の交流が主体
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