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風かおる 幻冬舎時代小説文庫
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風かおる 幻冬舎時代小説文庫

葉室麟(著者)

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風かおる 幻冬舎時代小説文庫

759

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2018/04/10
JAN 9784344427372

風かおる

¥759

商品レビュー

3.2

6件のお客様レビュー

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2022/09/24

将来を嘱望された藩士たちの出世争いが絡む話かと思っていたら、男女間の嫉妬が起点となった何とも姑息な所業による禍いによるものだったとは。おまけに身勝手な友情もどきの隠蔽を本人たちは正当化しているところが醜い。 物語の中心となっている若者たちが真っ直ぐなだけに、対比によって少し後味が...

将来を嘱望された藩士たちの出世争いが絡む話かと思っていたら、男女間の嫉妬が起点となった何とも姑息な所業による禍いによるものだったとは。おまけに身勝手な友情もどきの隠蔽を本人たちは正当化しているところが醜い。 物語の中心となっている若者たちが真っ直ぐなだけに、対比によって少し後味が悪い作品で、葉室氏らしくないかも。

Posted by ブクログ

2022/03/27

面白かった ミステリー仕立ての物語。 暗いテーマながらも、主人公たちの軽い掛け合いでそれをカバーしています。 「潮騒はるか」の前編です。 誠之助、千沙、菜摘が長崎に移り住む前の物語。 ストーリとしては、 鍼灸医の菜摘のもとに10数年ぶりに現れた養父佐十郎。 佐十郎は妻敵討ちの旅...

面白かった ミステリー仕立ての物語。 暗いテーマながらも、主人公たちの軽い掛け合いでそれをカバーしています。 「潮騒はるか」の前編です。 誠之助、千沙、菜摘が長崎に移り住む前の物語。 ストーリとしては、 鍼灸医の菜摘のもとに10数年ぶりに現れた養父佐十郎。 佐十郎は妻敵討ちの旅にから戻ってくるも、戻ってきたのは、妻敵討ちをそそのかした人物との果し合いのため。 しかしながら、佐十郎は病に侵され、余命いくばくもない状態。 そんな中、果し合いなどできるのか? 菜摘の弟の誠之助 菜摘を姉のように慕う、男装をしている千沙 3人は、果し合いの相手を探るとともに、それをやめさせようと東奔西走します。 佐十郎が身を寄せている多佳との関係は? そして出てくる黒幕の楊梅(やまもも) そもそもの事件の真相は? 楊梅とは誰なのか? 果し合いの相手は? とミステリー要素満載の物語です。 さらにさらに、菜摘の夫の亮が探偵役となってさらりと解決していきます。ミステリありがちな設定(笑) そんなミステリー要素の物語ながらも、ここで語られる内容は、どろどろっとした人間の黒い感情。 出世争い、嫉妬、悪意、復讐 この結末は必定だったのかもしれません。 「なにかひとつよい風さえ吹けば..」 といったセリフが、刺さります。 しかし、そんな重い話なのに、誠之助、千沙、菜摘は軽すぎないか(笑)

Posted by ブクログ

2020/03/30

黒田藩での複雑な人間関係 その中でもがく人々 様々な伏線もありすいすい読みました ちょっと物足りない感は残りますが ≪ かおる風 悲しみの中 友想う ≫

Posted by ブクログ

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