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おたふく 山本周五郎名品館 Ⅰ 文春文庫
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おたふく 山本周五郎名品館 Ⅰ 文春文庫

山本周五郎(著者), 沢木耕太郎(編者)

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おたふく 山本周五郎名品館 Ⅰ 文春文庫

935

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2018/04/10
JAN 9784167910556

おたふく

¥935

商品レビュー

4.3

13件のお客様レビュー

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2024/06/04

山本周五郎の描く女性は、解説の沢木さーと同様感銘する 沢木選「名品館」は全部で四巻 残すところ三巻 楽しみだ

Posted by ブクログ

2024/01/04

「山本周五郎」の短篇時代小説集『山本周五郎名品館Ⅰ おたふく』を読みました。 久し振りに時代小説を読みたくなったんですよね。 -----story------------- 生涯、膨大な数の短編を遺した「山本周五郎」。 没後五十年を経た今なお、読み継がれる作品群の中から、選びに...

「山本周五郎」の短篇時代小説集『山本周五郎名品館Ⅰ おたふく』を読みました。 久し振りに時代小説を読みたくなったんですよね。 -----story------------- 生涯、膨大な数の短編を遺した「山本周五郎」。 没後五十年を経た今なお、読み継がれる作品群の中から、選びに選ばれた名品。 短編傑作選の決定版!(全四巻) 第一巻に収録するのは、「周五郎」が日本女性の最も美しく貴い姿を集約させたともいえる『松の花』、その対極にある自らの性に翻弄される女『おさん』、酔っ払いだが腕のいい職人の父親を描く人情ものの傑作『ちゃん』、ほか『あだこ』、『晩秋』、『おたふく』、『菊千代抄』、『その木戸を通って』、『雨あがる』の全九篇。 巻末に「沢木耕太郎氏」による解説エッセイ『一丁目一番地のひと』を収録。 ----------------------- 「山本周五郎」作品に深く傾倒する「沢木耕太郎」が、300篇にも達しようかという膨大な作品群を読み返して独自の視点と切り口で4巻36篇を選び、各巻の末尾に斬新かつ詳細な解説エッセイを執筆したアンソロジー作品の第1巻で、以下の9篇が収録されています。  ■あだこ  ■晩秋  ■おたふく  ■菊千代抄  ■その木戸を通って  ■ちゃん  ■松の花  ■おさん  ■雨あがる  ■解説エッセイ「一丁目一番地のひと」 沢木耕太郎 「沢木耕太郎」が選び抜いた巨匠「山本周五郎」名品… 面白くないわけないですよねー  9篇とも愉しめました… 「山本周五郎」作品の入門書としてもオススメですね。 そんな中で特に心に残ったのは、 絶望した若い武士を立ち直らせるけなげな娘を描いた『あだこ』、 自刃した父の恨みを果たすため、冷酷な奸臣と言われた老臣を狙う娘を描き、最後の二人の縁側での対決は清々しい『晩秋』、 男として育てられた君主の哀しみ、痛ましい半生を描いた『菊千代抄』、 ずば抜けた武芸の力があるが、人の良さで浪人暮らしを脱せられない浪人とその妻を描いた『雨あがる』、 ですかね… でも、他の作品も面白かったからなー 味わい深い作品ばかりで、甲乙つけがたいですね、、、 市井に生きる庶民の哀歓、弱き者の意地、男と女の不思議な関係等々… 描かれているのは、現代にも通じるテーマだと思いますね。

Posted by ブクログ

2023/11/24

山本周五郎名品館Ⅰ(沢木耕太郎編) 「あだこ」 婚約が破談になりすさんだ生活をしていた小林半三郎の家にあだこと名乗る女が突然現れ半三郎のために精を尽くす。すさんだ心がほどけ素直な気持ちになれる人情噺。(231117 読了) 「晩秋」 冷酷な性格で圧政を進めていたが私曲の疑いで...

山本周五郎名品館Ⅰ(沢木耕太郎編) 「あだこ」 婚約が破談になりすさんだ生活をしていた小林半三郎の家にあだこと名乗る女が突然現れ半三郎のために精を尽くす。すさんだ心がほどけ素直な気持ちになれる人情噺。(231117 読了) 「晩秋」 冷酷な性格で圧政を進めていたが私曲の疑いで取り調べを受けることになった用人進藤主計と、圧政を見かね主計の視察を図ったが失敗し無念の切腹させられた父の恨みを果たそうと機会を図る娘津留。最後に双方の積年の恨みが晴れる。(231118 読了) 「おたふく」 既読「おたふく物語」三部作のうちの一作。無邪気で正直な姉妹、姉のおしずと妹のおたか。おしずが彫金師の貞二郎と夫婦になり人情が絡む心温まる話。(231120 読了) 「菊千代抄」 短編。少し怪しい話かなと思わせるはじまり。 嫡男として育てられた菊千代があるときから違和感を覚え、またある時に真実を知って苦悩する。ラストはやはり周五郎らしい結末。良かった。8231121 読了) 「その木戸を通って」 背中がぞくっとするようなインパクトのある不思議な話。武士物。 ある日、城代の娘との婚約が調っている平松正四郎の家に記憶を失った見知らぬ女が訪れる。そのことが理由で過去を疑われ破談となり、結局その女と夫婦になるが、記憶が戻した女はある日、庭の木戸を通って出ていく。(231124 読了) 「ちゃん」 腕は立が稼ぎの少ない火鉢職人、重吉。家族に申し訳なく思いながらも、愚直に正直に働く重吉を暖かく受け入れ生活する家族の物語。心温まる。(231125 読了) 「松の花」 武士物。紀州徳川藩の年寄役として勤めあげてきた佐野藤右衛門は長年連れ添った妻の死に際し、武士の作法に則って淡々と通夜を迎えるが、家族・家士・しもべに至るまで深い悲しみに包まれるのを知るとともに、これまで夫を支えてきた妻のつましい生活を知ることとなり始めて自分の愚かさに気づく。身につまされる話。(231126 読了) 「おさん」 特異な体質を持ち男を渡り歩く女おさんと、そんなおさんに見切りをつけながらも哀れに思う男参太の男と女の物語。(231127 読了) 「雨あがる」 腕は立つが他人を押しのけず奥ゆかしい性分が仇となり仕官に結びつかない不運な浪人、三沢伊兵衛。旅の宿に泊まり合わせた貧しい人々を喜ばせるために行った賭け試合が原因でせっかくつかんだ仕官の道も失敗する。そんな夫伊兵衛をさせる妻おとよとの夫婦の物語。8231128 読了)

Posted by ブクログ

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