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消滅遺産 もう見られない世界の偉大な建造物
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消滅遺産 もう見られない世界の偉大な建造物

ナショナルジオグラフィック(編者), 安倍雅史

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消滅遺産 もう見られない世界の偉大な建造物

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日経ナショナルジオグラフィック社
発売年月日 2018/02/01
JAN 9784863134126

消滅遺産

¥2,640

商品レビュー

3.1

13件のお客様レビュー

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2023/01/25

永遠に失われた偉大な遺跡、一部は失われ一部は残った歴史的建造物、地震や火災、紛争や内戦、老朽化や経済開発によって危機に晒されている貴重な世界の文化遺産が紹介された、ナショナルジオグラフィック編纂による写真解説集。第二次大戦中から行方不明の「琥珀の間」(サンクトベルグ)、1...

永遠に失われた偉大な遺跡、一部は失われ一部は残った歴史的建造物、地震や火災、紛争や内戦、老朽化や経済開発によって危機に晒されている貴重な世界の文化遺産が紹介された、ナショナルジオグラフィック編纂による写真解説集。第二次大戦中から行方不明の「琥珀の間」(サンクトベルグ)、1500年立ち続けた石仏(バーミヤ-ン)、3800年前のパルミラ遺跡(シリア)、空爆で粉々にされた聖母教会(ドレスデン)、紫禁城を取囲んだ巨大城壁(北京市)など、昔日の栄華と保存修復への遠い道に思いを馳せる。

Posted by ブクログ

2021/04/16

「消滅絶景」がちょっとわかりずらい編集だったが、こちらは建物や遺跡なので、無くなった年、その理由、再建された年がはっきりしている。 一番多いのは戦争による破壊。そして地震、火災などが続く。都市開発で一部残して壊したというのもある。 ページをめくると目につくのが近年のイスラム紛争...

「消滅絶景」がちょっとわかりずらい編集だったが、こちらは建物や遺跡なので、無くなった年、その理由、再建された年がはっきりしている。 一番多いのは戦争による破壊。そして地震、火災などが続く。都市開発で一部残して壊したというのもある。 ページをめくると目につくのが近年のイスラム紛争による破壊だ。絶景写真ではきれいな部分が載っていたのか。 ①「バーミヤンの大仏」アフガニスタン 建造:6~7世紀 消失:2001.3.10前後 原因:タリバンによる爆破 再建:検討中 ユネスコ世界遺産(危機遺産) ②「サーマッラーの螺旋式ミナレット」イラク 建造:848前後 損壊:2005年(イラク駐屯の米軍は監視塔として使用しイラクのゲリラ攻撃で先端が破損) 原因:イラク戦争 再建:未詳 ユネスコ世界遺産(危機遺産) ③「トンブクトゥ」マリ共和国 建造年:14世紀 損壊:2012年 原因:テロリストによる破壊 2008年以来「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ機構」が旅行者を誘拐する。2012年にイスラム過激派集団「アンサル・ディーン」がシャベルやつるはしで市内の寺院を破壊  ユネスコ世界遺産(危機遺産)  ④「アレッポ」シリア 建造年:アレッポ12世紀 損壊:2011年以降 原因:内戦(政府軍対アルカイダ系組織)再建:スークは再建中、大モスクは計画中 ユネスコ世界遺産(危機遺産) ⑤「サナア旧市街」イエメン 建造:10世紀以降 損壊:2015年以降 原因:サウジアラビア主導の空爆(2015年1月シーア派の武装組織がクーデターで政権を奪取。政府側を支持するスンニ派のサウジアラビアはアラブ諸国を主導して空爆) 再建:不明 ユネスコ世界遺産(危機遺産) ⑥「パルミラ遺跡」シリア 建造:BC1世紀から 損壊:2015年 原因:ISによる(偶像崇拝は許さないとして) 再建:検討中 ユネスコ世界遺産(危機遺産) ⑦「ニルムド遺跡(古代アッシリアの王都のひとつ)」イラク 建造:BC879頃 損壊:2014年 原因:ISによる(ISは破壊の様子を映像で公開) 再建:未定 ⑧「アスカリー・モスク(シーア派の聖地)」イラク 建造:944年 損壊:2006,2007 原因:過激派(スンニ派だとされている)による爆破 再建:再建はほぼ終了 第二次世界大戦、ベトナム戦争等での消失 ①「ケーニヒスベルク城」ロシア・カリーニングラード(旧ドイツ・ケーニヒスベルク) 建造:1255年 解体:1969年 原因:連合軍の空爆と、ソ連によるその後の取り壊し 再建:未定 ドイツの地だが第二次大戦後ソ連の飛び地に。 ②「マンダレー王宮(ビルマ王最後の王宮)」ミャンマー 建造:1857年 損壊1945年 原因:第二次世界大戦、英軍の爆撃(1885英が占領し植民地にし兵士の宿営地に、1942年に日本軍占領、それを英軍が爆破) 再建:コンクリート造りの宮殿が一部再現。それ以外は軍の施設として使用されている。 ③「フエ王宮」ベトナム 建造:18世紀 損壊:1968年 原因:ベトナム戦争中の米軍の空爆 再建:残された建物の修復が進んでいる ユネスコ世界遺産 ④「ドレスデン聖母教会」ドイツ 建造:18世紀  損壊:1945年英米軍による空爆 再建:2005年 ⑤「ガンデン寺(チベット仏教総本山)」ラサから45km 中国チベット自治区 建造:1409年 損壊:1959~1966年 原因:中国による弾圧 再建:再建継続中 その他 「アカタマ砂漠の地上絵」チリ 建造:7世紀以降 損壊2009年以降 原因:ロードレースによる破損 再建:未定 ・・なんとダカールラリーがチリとアルゼンチンで開催され数百台のトラック、車、バイクが周辺を走り回って遺跡を踏み越えたりしたという・・ 2018.2.26第1刷 図書館

Posted by ブクログ

2020/08/15

紛争がもたらす狂気は、せっかく残された文化遺産を破壊してしまう。無教養がもたらす悲劇が繰り返される。パルミラ、バーミアン‥。貧困を追放せねば。

Posted by ブクログ

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