商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2018/03/16 |
JAN | 9784062924795 |
- 書籍
- 文庫
ホモ・ルーデンス
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ホモ・ルーデンス
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#89奈良県立図書情報館ビブリオバトル「贈りたい本」で紹介された本です。 2部制で実施の第1部。 1部は通常回で、2部は奈良県内の書店員によるエキシビションでした。 2018.4.21 https://m.facebook.com/events/1211793018923515?...
#89奈良県立図書情報館ビブリオバトル「贈りたい本」で紹介された本です。 2部制で実施の第1部。 1部は通常回で、2部は奈良県内の書店員によるエキシビションでした。 2018.4.21 https://m.facebook.com/events/1211793018923515?view=permalink&id=1413555225413959
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昭和46年版河出書房、里見元一郎訳 図書館蔵 解説の後に本文を読むほうがわかりやすいかも。 第一章 遊びの定義 遊びは文化より古い。遊びの面白さは独自のもので外に取り替えられない性質。真や善とは別物だが美とは密接に結びつく。 形式的特徴は 1.自由な行為である 2.仮構の世界...
昭和46年版河出書房、里見元一郎訳 図書館蔵 解説の後に本文を読むほうがわかりやすいかも。 第一章 遊びの定義 遊びは文化より古い。遊びの面白さは独自のもので外に取り替えられない性質。真や善とは別物だが美とは密接に結びつく。 形式的特徴は 1.自由な行為である 2.仮構の世界であり利益を度外視、一段と高級である 3.時間的空間的に限定されている 4.規則を持つ 5.秘密を持ち非日常である。 さらに機能から見れば、遊びは戦いか演技のいずれか。 プラトンは人間を神の遊び道具と呼び、真面目に楽しく遊ぶことを人間にとっての最高の行為とした。 第二章 遊びの各国での考察 遊びは相対する概念。真面目より広く一段と高級で独立の基本的概念。 最後に文化にとって遊びの要素が不可欠であることを論じている。戦争もスポーツも盛んになるのに反比例して遊びの要素を失っていく。大衆は熱狂し拡大されるが一方選手はプロ化し利害打算に左右されるようになった。 遊びがルールを守る冷静さを保つ点、つまりその余裕を持った態度に、文明の明るさや文化の誇りを見ている。 解説 カイヨワ著『遊びと人間』も遊びの研究であるが、ホイジンガは利益の無視または超越を遊びの特徴とする一方 、カイヨワは非生産的とだけ規定し、賭けや宝くじのような射幸心の追求を遊びの中に認めている。 またカイヨワは、偶然と目眩の遊びを彼独自の分析としたが、訳者は、偶然のサイコロは神聖さを追求するが利益追求は取り上げておらず、目眩は文化の創造的な力とはいえず、理性の自制を振り切って病的現象を求めるのは堕落であり遊びの定義に当たらないのではないかと論じている。
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すべての文化は遊びからはじまっているのではないか。 ホイジンガの問いと解釈は非常におもしろい。 日々の生活に照らしあわせると、会話や仕事、ファッションや散歩。乱雑に思い浮かべるだけでも遊びの要素はたくさんある。 すべて、と言い切ってしまっていいものか。 感覚的には、すべてのこ...
すべての文化は遊びからはじまっているのではないか。 ホイジンガの問いと解釈は非常におもしろい。 日々の生活に照らしあわせると、会話や仕事、ファッションや散歩。乱雑に思い浮かべるだけでも遊びの要素はたくさんある。 すべて、と言い切ってしまっていいものか。 感覚的には、すべてのことに遊びが、と言いたいが、それは危険だろう。 しかし、ものごとに遊びの要素を見出すのは大切だと思う。 発展させれば、物事に遊びの要素を付け加えるということも、またいいのではないか。
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