商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青弓社 |
発売年月日 | 2018/02/01 |
JAN | 9784787234322 |
- 書籍
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歴史修正主義とサブカルチャー
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歴史修正主義とサブカルチャー
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歴史修正主義のメカニズムについて、90年代の日本のメディア状況から論じている。 歴史修正主義の構成要素はアマチュアリズムと市場原理である。事実より説得力による論破、雑誌においての読者参加形式の普及、などの複合的要因により、歴史修正主義が広まっていったことをコンバージェンス文化=消...
歴史修正主義のメカニズムについて、90年代の日本のメディア状況から論じている。 歴史修正主義の構成要素はアマチュアリズムと市場原理である。事実より説得力による論破、雑誌においての読者参加形式の普及、などの複合的要因により、歴史修正主義が広まっていったことをコンバージェンス文化=消費が各プラットフォームを横断し、消費者も参加する状況、というキーワードでまとめている。 学術的で、しっかりとした方法論をとっている社会分析だが、題材的にも文書的にも非常に読みやすい。
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「紀伊國屋じんぶん大賞2019」第2位 ◆ https://www.kinokuniya.co.jp/c/company/pressrelease/20181226120002.html ◆ https://hon.booklog.jp/news/kinojinbun-201...
「紀伊國屋じんぶん大賞2019」第2位 ◆ https://www.kinokuniya.co.jp/c/company/pressrelease/20181226120002.html ◆ https://hon.booklog.jp/news/kinojinbun-20181226
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メディアに表れる保守言説を、「何が語られたか」ではなく「どこで/どのようにして語られたか」に注目して分析した書物。90年代に焦点をあて、雑誌による読者を巻き込む仕掛け、「ディベート」や漫画の使われ方、新聞報道分析とイメージの定着(「朝日の捏造報道」など)を図る手法などを通して、コ...
メディアに表れる保守言説を、「何が語られたか」ではなく「どこで/どのようにして語られたか」に注目して分析した書物。90年代に焦点をあて、雑誌による読者を巻き込む仕掛け、「ディベート」や漫画の使われ方、新聞報道分析とイメージの定着(「朝日の捏造報道」など)を図る手法などを通して、コンバージェンス文化(複数メディアの収斂、人々の参加、集合的な知の形成)が立ち上がる過程を描く。 「アマチュアリズム」と「参加」が、商品化したメディアとの相互作用により、特定の知が総合的に立ち上がる様を描いた、見事な現代メディア論。
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