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どうか、天国に届きませんように 集英社オレンジ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2018/02/20 |
JAN | 9784086801775 |
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どうか、天国に届きませんように
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どうか、天国に届きませんように
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商品レビュー
3.5
6件のお客様レビュー
連作短編とのことで,そこがそうつながるのかと感心しながら読んでました.どの話も切ない,暗いものでした.
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どうか、天国に届きませんように。 それはどのような類いの願いなのだろうか。 淡々とした文章が彼らの孤独を浮き立たせる。 読んでいると、自分が色も音もない世界にいるような気分になる。 想像力を働かせると、本当に恐ろしい思いをすることになる。 名前も知らなかったこの著者の作品を、た...
どうか、天国に届きませんように。 それはどのような類いの願いなのだろうか。 淡々とした文章が彼らの孤独を浮き立たせる。 読んでいると、自分が色も音もない世界にいるような気分になる。 想像力を働かせると、本当に恐ろしい思いをすることになる。 名前も知らなかったこの著者の作品を、たまたまのめぐり合わせで読むことになった。面白かったので、他の本も読んでみようと思う。 黒い糸 超常現象が好きな少年は、自分にもそんな不思議な力があればいいのにと思っていた。スプーン曲げ、瞬間移動、読心術。そんな願いがなぜか叶い、ある日彼に特殊な能力が宿る。 小指にいつの間にか結ばれている黒い糸。それを辿ると、必ず死体と繋がっていた。 浮かばれない魂が救いを求めて彼を呼んでいるのだろうか。 白い檻 幼い頃に兄を失くした少年は、寂しさの余り、兄が本当に見える振りをした。あるとき彼は、不思議な力を持つ子どもが集まる『家』へ引き取られることになった。 そこでは今までの名前を忘れなくてはいけない。口に出してもいけない。新しく与えられた名前は『3番』。 ここはいったい何のための施設なのか。深夜に歩き回っている美しい少女の正体は。 灰の箱 引っ越してきた郊外の家には、とても広い庭があった。少年が姉と二人で庭を探検していると、開けた原っぱの真ん中に、長い間使われていないと思われる焼却炉があった。少年は中を見たくなかったのに、姉が開けてしまった。 中には本当に恐ろしいものがいたのに。 牢獄 死んでしまった男は、どこにも行けずに暗い場所を彷徨っていた。すると前方に窓のようなものがあり、そこから光が漏れている。覗いてみると、その向こう側には、生きていた頃の自分がいた世界が見えた。どうやらこの窓のようなものは鏡らしい。男は一か所に留まらず、鏡から鏡へ移動しながら、いろんな人の生活を覗いた。 しかしある女の子のことが気になり、見守るようになる。男は覚えていないが、彼の死には彼女が関わっていたのだ。 天国 牢獄の話の続きだけど、それ以外の話も関わってきて繋がってくる。 最後はどうしようもなく切ない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
それぞれ短編の物語の登場人物がどこかで繋がっていて、最初はなんでこうなったんだろうと思ったところものちのち関係する人物が主の話が読めて、全体的にそういうことかってなる話。 結構ファンタジー要素?あって、常に不穏って感じ
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