商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 扶桑社 |
発売年月日 | 2018/02/02 |
JAN | 9784594078959 |
- 書籍
- 文庫
バカのものさし
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バカのものさし
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商品レビュー
2.6
8件のお客様レビュー
バカの壁が流行ったから調子に乗って続き物を出したのかと思いきやバカの壁から15年後の本でした。子供の質問に答えていく形なのですが結構偏見が入っているなと思いました。無理やりだなと感じたのは頭がいい人と悪い人は正規分布に従うから頭が悪い両親からは頭が良い子供が生まれるという話でした...
バカの壁が流行ったから調子に乗って続き物を出したのかと思いきやバカの壁から15年後の本でした。子供の質問に答えていく形なのですが結構偏見が入っているなと思いました。無理やりだなと感じたのは頭がいい人と悪い人は正規分布に従うから頭が悪い両親からは頭が良い子供が生まれるという話でした。メンデル全力無視。
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率直に申し上げると、可もなく不可もなく、という印象でありました。 ・・・ 元東京大学の養老先生が、小中学生の子供たちの質問に答えるという内容です。 子どもたちの素朴な質問にたいして、脳科学をベースにやさしく回答するというつくりで淡々と進行します。 ・・・ なるほどと思うところはありました。 近頃の子供が切れやすいって本当ですかという中学生の質問に対して、米国の凶悪殺人犯40名の脳の状態をスキャンしたところ、前頭葉機能の低下がみられた。前頭葉は意志を司る部位であり当該機能の低下であり、おそらく現代人のそれは低下傾向であろうし切れやすいというのは概ねそのとおりだろうという返答。ただし前頭葉の機能が低下してきている要因は特定できていない、とのこと。 ・・・ 他方で、便利すぎる社会や情報化社会への批判が多く、父親からの小言のような印象になっていると感じました。 私なぞはインターネットの出現によって劇的に世の中が便利になったその変化を、身をもって体験した世代であります。その功罪を両方理解していつもりです。昔は海外への手紙は一か月単位の時間でのやり取りでしたが、今では数日、下手すると数時間でやり取りできます。海外の情報だって、図書館に行って沢山本を借りてこずとも、インターネットで簡単に素早く手に入れることができます。勿論、ついついケータイに手が伸び注意力散漫になった自分もいるわけで、集中や自己コントロールは一層難しくなったと感じます。クレジットカードの情報が盗まれ、米国の列車の予約と欧州での病院の支払いで合計30万円ほど請求が掛かったこともありました(最終的に無事でしたが)。これらは罪の部分と言えます。 でも、養老先生の批判は功の部分に触れずやや一方的に見えてしまいました。最近の若いもんは方式のやつです。 また現代の、情報処理一辺倒で、自然との身体経験が希薄になった現代人を批判し、体を動かすこと・運動をすること・自然回帰等を主張する箇所がしばしば出てきます。自然に帰れ・運動せよ、という方向性は個人的には大賛成ではありますが、どうにも根拠が明示されていないように思え、そこもまた、ちょっと微妙だなあと感じてしまいました。 ・・・ 脳の分野は日進月歩の勢いで新たな発見がなされていることと思います。 養老先生の作品を久方ぶりに拝読しましたが、残念ながらやや時代の後塵を拝しているという印象を受けました。まあ悩み相談に目くじらを立てることもないかもしれませんが。 私が高校生であった1990年代、脳といえば養老先生か立花隆氏、という構図が認知されていたように思います。日本における脳への一般的な関心を大いに高めた功績はあろうかとは思います。ただし、今の今、氏の著作を読むと、やはり時代というものを感じざるをえないと感じた次第であります。
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子供の質問に、養老孟司さんが答える形式で、 ○バカって治るんですか? ○寝ないとバカになるって本当ですか? ○どうしたらバカなおとなにならないか? ○努力はムダだと思いますか? ○子どもの脳、どうしてキレやすいんですか? ○死体って、怖くないんですか? について、解説している本。 子どもへの回答なのに、容赦なく、たまにはちょっと厳しすぎない?と感じるくらい、ストレート。 大人に尋ねると、曖昧にされそうな質問にもきちんと答えていて、子どもに接する態度として、こういうのもありだな、と思った。
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