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大国政治の悲劇 完全版
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 五月書房新社 |
| 発売年月日 | 2017/12/21 |
| JAN | 9784772706001 |
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大国政治の悲劇 完全版
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商品レビュー
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シカゴ大学の国際政治学者であるジョン・ミアシャイマー教授が2001年に刊行したものが2014年に改訂されて出版されたものを奥山真司先生が訳して2017年に日本語版として刊行したもの。 ミアシャイマーは、リベラリストとリアリストで言えば、ギンギンのリアリストであり、伝統的なリアリ...
シカゴ大学の国際政治学者であるジョン・ミアシャイマー教授が2001年に刊行したものが2014年に改訂されて出版されたものを奥山真司先生が訳して2017年に日本語版として刊行したもの。 ミアシャイマーは、リベラリストとリアリストで言えば、ギンギンのリアリストであり、伝統的なリアリストがバランスオブパワーの維持に国家が着目するというディフェンシブリアリストであるのに対し、ミアシャイマーは国家の攻撃性(常にパワー獲得を志向する)に着目したオフェンシブリアリストである。 理論が前提とするポイントは以下の5点 ・国際システムがアナーキー(ディフェンシブリアリストと同じ) ・大国は攻撃的な軍事力を持っている ・大国は相手国の意図を完全には知ることはできない ・自国の生き残り(サバイバル)が最重要(ディフェンシブリアリストと同じ) ・大国は合理的な行動をしようとする その帰結はパワーの拡大を目指して攻撃的にならざるを得ないということ。そして最終的には世界覇権を目指すが、地理的障害などで実際には地域覇権が関の山だが、それを唯一達成したのが西半球におけるアメリカ。そして、地域覇権国は他の地域で覇権国が生じることを嫌い、米はドイツ第二帝国、第三帝国、日本帝国、ソ連を地域の同盟国と連携して潰して行った。 また、国際関係として、二極構造、多極構造(安定的、不安定)の三つがある中で、地域において潜在的な覇権国が圧倒的なパワーを持つ不安定な多極構造(ナポレオン最盛期、ドイツ第二帝国、第三帝国、日本帝国など)が一番戦争が起きやすいとする。 本書の珠玉は最後の10章で中国の台頭と戦争の可能性をオフェンシブリアリズムに沿って分析した箇所。結論は、アジアは不安定な多極構造であり、中国の経済発展が続いてパワーが増大する限り、米中対立と戦争は不可避というもの。2014年の分析だが、12年後の今から振り返ると筆者の慧眼が窺える。尤も、それを前提として止める必要があるが、あくまで分析と推論であり、処方箋はしめされていない。 いずれにしても非常に読み応えのある名著である。
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新装版、デザインがカッコ良い。値段に比して分厚い。奥山氏の訳は読みやすくて好きだが、出版社の誤りが多いのが残念すぎる。改訂版まで待てなかった(いつになるか分からず)購入した。内容自体は非常に読み応えあります。
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