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超越と実存 「無常」をめぐる仏教史
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超越と実存 「無常」をめぐる仏教史

南直哉(著者)

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超越と実存 「無常」をめぐる仏教史

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2018/01/01
JAN 9784103021322

超越と実存

¥2,420

商品レビュー

3.8

5件のお客様レビュー

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2022/06/24

はい。調子に乗り過ぎました。僕なんかにこんな難解なものは分かるはずがなかったんです。まるで意味不明のお経を唱えるような気持ちで読んだっていうか文字を追っただけで、エピローグぐらいしか頭に入ってこなかったです。あと100年ほど勉強したら分かるかな?

Posted by ブクログ

2020/06/16

いまひとつと思った。読み易さはあったし、興味そそる箇所もあったが、薄い感じがしました。親鸞と道元の問題意識が引き継がれなかったのか。

Posted by ブクログ

2018/11/04

 「苦」に苛まれる「私」の外側に「God」という超越的存在を措定し、そこに救済を求めるのが一神教。  対して釈尊は、絶対不変というものはない、正確に言えば、そのようなものを我々は感得することはできないと看破し(無常観)、自分の外側に解決を求めるのではなく、「私という存在」のありよ...

 「苦」に苛まれる「私」の外側に「God」という超越的存在を措定し、そこに救済を求めるのが一神教。  対して釈尊は、絶対不変というものはない、正確に言えば、そのようなものを我々は感得することはできないと看破し(無常観)、自分の外側に解決を求めるのではなく、「私という存在」のありようを諦め(明らめ)ることで「苦」から脱することができると説いた。  その境地が「悟り」と呼ばれるものだが、「悟り」がどういうものであるかは書き残されていない。  種々の宗派はその無常観や悟りを様々なコトバで表現しようとし奮闘するのだが、コトバを駆使する限り、「無常」は表現できない。  そのブレークスルーが著者にとっては道元だったらしいのだが、その辺りの消息は詳らかにされていない。  ただ、釈尊と道元がいてくれて良かったと語るのみ。  各宗派に対する著者のコメントには一々「ちょっと待ってよ」と言いたい部分はある。本書を以て仏教史を理解できたとは考えるのは危険だが、ここで述べられている仏教史は結論に至る過程でしかないので、それはそれで了解しても良いかな。  同じ著者の「『正法眼蔵』を読む 存在するとはどういうことか」ほどの衝撃感はなかったが、引っ張り込まれる。  本書は宗教というより、哲学書。  著者は序文で言う。真理とかいったものはどうでも良い、自分に必要だったのは「人は何故死ぬのか、私とはどういう存在であるのか」という問いに答えてくれる、「使える」教えであった、と。  「使える」というのは、「色即是空」の後の「空即是色」を指す筈だが、そこまで踏み込んでないのが、ちょっと残念。

Posted by ブクログ

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