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美術の力 表現の原点を辿る 光文社新書925
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2018/01/01 |
JAN | 9784334043315 |
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美術の力 表現の原点を辿る
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美術の力 表現の原点を辿る
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商品レビュー
3.8
14件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
東大文学部卒、美術史家、神戸大教授 ● ポンペイの壁画 「赤ん坊のテレフォスを発見するヘラクレス」 画面下部の中央にいる鷲は、ヘラクレスの父であるゼウスと同時にローマ皇帝を表している。擬人像や寓意によって物語を表現するのは、古代から西洋美術に特有の手法であった。 32 ●美術史の意義 美術というものは古今東西を問わず、どんな天才的作品でも必ず過去の作品と密接な関係をもっており、時間と空間の制約の中からしか生まれないものであって、芸術家の天分や創意工夫などといったものはごくわずかな要素にすぎないのだ。 164 美術を見るということは、感性だけの営為ではなく、非常に知的な行為なのだ。知識があればあるほど作品の意味や機能、作者や注文主の意図がわかって深く鑑賞できる。知識があって鑑賞の邪魔になることはありえないし、知識を軽視して、自分の感性や好き嫌いだけで見ても、ほとんどの美術作品は何も語りかけてくれないだろう。
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もはや心から感動できることはないのだが、作品の良し悪しはかえって敏感になった気がするし、今後もこうした求道と巡礼を続けるしかないと思っている。本書の何遍かにはそんな思いを吐露している。
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美術は、感性だけでなく、知性に働きかけるもの。作品の意味、機能、作者や注文者の意図などの、知識があれば、鑑賞を深めることができる。
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