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リンドグレーンの戦争日記 1939-1945
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リンドグレーンの戦争日記 1939-1945

アストリッド・リンドグレーン(著者), 石井登志子(訳者)

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リンドグレーンの戦争日記 1939-1945

3,850

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2017/11/17
JAN 9784000255745

リンドグレーンの戦争日記

¥3,850

商品レビュー

4.4

7件のお客様レビュー

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2021/01/15

「児童文学」と「戦争」つながり。 内容:作家デビュー以前のリンドグレーンが書いた6年に及ぶ「戦争日記」。戦争中立国スウェーデンに暮らす30代の2児の母親が見つめ続けたリアルタイムの第二次世界大戦と、家族の日常が綴られている。

Posted by ブクログ

2019/06/01

貴重な太平洋戦争の資料が書き記されているスウェーデンのベストセラー作家が遺した戦争日記 ナチスドイツとその周辺国の関係性が驚くほど良く解る 衝撃を受けたのは、 著者の国スウェーデンの立ち位置である 表面的には中立国を形作っていたのだけれど 100%中立ではなかったということである...

貴重な太平洋戦争の資料が書き記されているスウェーデンのベストセラー作家が遺した戦争日記 ナチスドイツとその周辺国の関係性が驚くほど良く解る 衝撃を受けたのは、 著者の国スウェーデンの立ち位置である 表面的には中立国を形作っていたのだけれど 100%中立ではなかったということである では、どちらに傾いていたのでしょうか? この日記をぜひ読んで 中立とは何なのか考えておいてほしい 高福祉国家へと向かう国の一つの側面を 感じておくことが重要だと思っている 善と悪、その判断の境界線を引くのは かなり難しいということである

Posted by ブクログ

2018/10/16

あれっと思ったけど、あのリンドグレーンだった。“ピッピ”や“カッレくん”を書く前の家庭の主婦だった頃の第二次大戦記録。手紙の検閲という臨時業務で得られる情報の他は、新聞とラジオだけで戦争全体を客観的に論評できるリンドグレーンの慧眼はすばらしい。中立国としてのスウェーデンのしたたか...

あれっと思ったけど、あのリンドグレーンだった。“ピッピ”や“カッレくん”を書く前の家庭の主婦だった頃の第二次大戦記録。手紙の検閲という臨時業務で得られる情報の他は、新聞とラジオだけで戦争全体を客観的に論評できるリンドグレーンの慧眼はすばらしい。中立国としてのスウェーデンのしたたかさと、冷酷にも感じる立ち回り方を客観的に捉えながらも、戦火に巻き込まれる他の北欧国、特に独ソ及び連合国に蹂躙されたフィンランドに対する深い同情と戦争に対する憎しみが切実に記録されている。 人はだれもが、酢漬けニシンのサラダやバターがたっぷり乗ったパン、記念日のお菓子、家族で映画やサイクリングに行くことで十分な幸せを得ることができる。その幸せは、他人から略奪したり殺しあったりしなくても世界中でわけあう余裕がこの地上にある。先の大戦でなぜそれができなかったのかを再度真剣に考えるべきだろう。 ナチスは合法的に権力を掴んでいる。選出したドイツ国民に罪はなかったのだろうか?国民として、限られた情報であっても国民として何をなすべきかの的確な判断はできるはずである。リンドグレーンはそれができている。どうすれば戦争が起きなかったのか、何をなすべきであったか過ちを繰り返さない為にも現代の日本国民こそ常に考えていかなければならない。

Posted by ブクログ

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