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BCGが読む経営の論点(2018)
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版社 |
発売年月日 | 2017/11/01 |
JAN | 9784532321826 |
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BCGが読む経営の論点(2018)
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BCGが読む経営の論点(2018)
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商品レビュー
3
14件のお客様レビュー
DXの定義がわかりやすい 全ての作業をデジタルで完結させること 図表は多く流れで説明して頂いているのですが、難しくなかなかすすみません、
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医療の価値としてバリューベース・ヘルスケア(VBHC; Value-based Health Care)が注目されている(ボストンコンサルティンググループ『BCGが読む 経営の論点2018』日本経済新聞出版社、2017年)。従来の医療は安全性・コスト・効果といった医療従事者目線で...
医療の価値としてバリューベース・ヘルスケア(VBHC; Value-based Health Care)が注目されている(ボストンコンサルティンググループ『BCGが読む 経営の論点2018』日本経済新聞出版社、2017年)。従来の医療は安全性・コスト・効果といった医療従事者目線での評価に偏っていた。それは全快の見込めない高齢者などの患者にはコスト削減圧力ばかり働き、過少医療を招くことになる。安楽死や尊厳死の強制につながると危険視されている。現実に公立福生病院の透析終了は大きな衝撃を与えた。この問題は林田医療裁判でも訴えている。 これに対してVBHCは患者にとっての価値を重視する。患者にとっての医療行為の価値(費用対効果)の最大化を目指す。そのためには透明性の高い治療成績データを整備し、医療機関のパフォーマンスの違いを「見える化」することで、ベストプラクティスを共有できることが必要である。さらに患者にとっての医療の価値を高める方向に関係者(患者本人、医療機関、保険者、医薬品・医療機器メーカー)のインセンティブを揃えることが必要である。薬漬け医療が行われている現実を踏まえれば、これは急務である。 患者にとっての価値を重視することは消費者感覚からすれば当たり前のことである。消費者は日々の買い物で自分にとっての価値を重視して購入している。医療は生命や健康に直結するため、日々の買い物以上に消費者の権利が保障されなければならない世界である。当たり前の発想が21世紀になってようやく受け入れられるようになった。 過少医療の背景にはコスト削減圧力があり、コスト削減圧力の背景には病院経営の要請がある。このために過少医療に反対する立場は、福祉的立場から理想主義になりやすい。しかし、医療従事者が過少医療を行いたくなる背景には、コスト削減圧力に加えて全快が見込めず、自分の点数稼ぎにならないという医療従事者目線の価値基準がある。それは患者にとっては独善であり、価値観の押し付けになる。故に消費者感覚の強調が過少医療に対抗するためには重要だろう。VBHCは有用な概念である。 一方でVBHCの説く「価値」という言葉は「余命が少ない患者は価値が乏しい」として過少医療の推進力に悪用される危険がある。特に個の利益よりも全体の利益を優先しがちな集団主義的傾向のある日本では危険が高い。あくまで「患者にとっての価値」であることは強調してもし過ぎることはない。
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2017デジタル元年に続き、デジタルトランスフォーメーション、AIについて、なぜ今?何を実現する?どのように実現させるが論点。
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