商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2018/01/12 |
JAN | 9784062209144 |
- 書籍
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九十八歳になった私
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九十八歳になった私
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商品レビュー
3.7
11件のお客様レビュー
著者が69歳の2017年に出版された、30年後の自身を主人公に描いた短編集。最初の「九十八歳になる私」ではあまり面白味が感じられず読み進めるのがシンドかったが、次の「九十八歳になった私 」からは"オサム節"全開で、大笑いしながらあっという間に読み終わってしまっ...
著者が69歳の2017年に出版された、30年後の自身を主人公に描いた短編集。最初の「九十八歳になる私」ではあまり面白味が感じられず読み進めるのがシンドかったが、次の「九十八歳になった私 」からは"オサム節"全開で、大笑いしながらあっという間に読み終わってしまった。『歳をとると、頭の命令に身体の動きが伴わない』という話は、身につまされた。
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「生きて老残の姿を晒すの。それに堪えて生きるの。滑って転んで骨折って、ヨタヨタレロレロになって生きるの。そういう自分に堪えるの。それが人生なの」p183 橋本治さんが実年齢より30歳かさ増しして、98才になったつもりで書いた近未来空想科学私小説! コロナ禍の日本そのままのようで...
「生きて老残の姿を晒すの。それに堪えて生きるの。滑って転んで骨折って、ヨタヨタレロレロになって生きるの。そういう自分に堪えるの。それが人生なの」p183 橋本治さんが実年齢より30歳かさ増しして、98才になったつもりで書いた近未来空想科学私小説! コロナ禍の日本そのままのようで、笑い事じゃないのに何度も笑ってしまった。 今年はまた「任期満了」で「衆議院選挙」です。 ロボット君に取材してもらいたかった。ご冥福をお祈りします。
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★想像老人小説の技★桃尻娘の次に読んだのがこれなので差がありすぎるが、うまいなあ。30年後、98歳になったときをイメージしたエッセイ風小説。思うように動かない身体、混濁する記憶、食べ物への妙な執着、誰かに格好をつける文章、面倒くさがりながらも生きていることを拒むわけではない、そん...
★想像老人小説の技★桃尻娘の次に読んだのがこれなので差がありすぎるが、うまいなあ。30年後、98歳になったときをイメージしたエッセイ風小説。思うように動かない身体、混濁する記憶、食べ物への妙な執着、誰かに格好をつける文章、面倒くさがりながらも生きていることを拒むわけではない、そんな飄々とした表現にうなる。過去の出来事は覚えていて、それが団子のように串刺しになっているだけで他人の時系列とはつながらない。30歳下でも70歳というのはシュールだなあ。
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