商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 銀の鈴社 |
発売年月日 | 2017/12/01 |
JAN | 9784866180243 |
- 書籍
- 児童書
敗戦後の日本を慈悲と勇気で支えた人
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敗戦後の日本を慈悲と勇気で支えた人
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1951年、第二次大戦で敗戦した日本をどう裁くかについて、サンフランシスコ講和会議が開かれた。主な議題となったのが、戦後の統治をどうするかについて、および敗戦国日本による戦勝国への賠償金をどうするかであった。英国、オーストラリア、ソ連などによる巨額の賠償金を課す案が主流だったが、...
1951年、第二次大戦で敗戦した日本をどう裁くかについて、サンフランシスコ講和会議が開かれた。主な議題となったのが、戦後の統治をどうするかについて、および敗戦国日本による戦勝国への賠償金をどうするかであった。英国、オーストラリア、ソ連などによる巨額の賠償金を課す案が主流だったが、当時のセイロン代表として参加していたジャヤワルダナ氏の演説が、その流れを一気に変えたのである。彼は「完全に独立した健全な日本がアジアには必要」だとして「憎しみを終わらすのは憎しみではない、それは愛だ」というブッダの言葉を引用して演説し、戦勝国による賠償金請求権の放棄を訴えた。そこから一気に会議の流れは変わり、日本は賠償金の支払い義務を負うことなく参加国の大多数と平和条約を結ぶことが出来たのである。このことは実はあまり知られておらず、日本の戦後の奇跡的な復興と高度経済成長は、我々自身の努力によると思われているが、実は賠償を免除されたことによることも重要な要素となったのである。その後独立したスリランカの初代大統領となったジャヤワルダナ氏は日本の恩人であり、我々はもっとその事について知り感謝するべきである。 本書は、ジャヤワルダナ氏の生い立ちや、日本との関係について詳しく書かれている唯一といっていい本である。
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