1,800円以上の注文で送料無料

「慰安婦」問題を子どもにどう教えるか
  • 新品
  • 書籍
  • 書籍

「慰安婦」問題を子どもにどう教えるか

平井美津子(著者)

追加する に追加する

「慰安婦」問題を子どもにどう教えるか

1,650

獲得ポイント15P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 高文研
発売年月日 2017/10/01
JAN 9784874986394

「慰安婦」問題を子どもにどう教えるか

¥1,650

商品レビュー

5

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/08/16

「(従軍)慰安婦」問題については、1991年8月14日、韓国の金学順(キムハクスン)さん(当時67歳)が、顔も名前も出して証言した。同年12月6日には、元軍人・軍属とともに日本政府に謝罪と賠償を求めて東京地裁に提訴し、日本国中に衝撃が走った。「従軍慰安婦」については、以前より千田...

「(従軍)慰安婦」問題については、1991年8月14日、韓国の金学順(キムハクスン)さん(当時67歳)が、顔も名前も出して証言した。同年12月6日には、元軍人・軍属とともに日本政府に謝罪と賠償を求めて東京地裁に提訴し、日本国中に衝撃が走った。「従軍慰安婦」については、以前より千田夏光氏の書籍等で紹介されていた。また、当事者が名乗り出たことで、中央大学教授の吉見義明氏らも研究を深め、書籍「従軍慰安婦」では、政府・軍関係の関与を指摘し、軍の強制性があったと主張した。 本著の平井美津子氏は、中学校の歴史の教師として長らく務め、歴史教育に関する近現代史を学ぶ時間の少なさ。その中で、「従軍慰安婦」問題や沖縄の軍による「集団自決」の問題など、教師として入念な授業の準備を行い、日常の座学で学び、修学旅行の実体験として沖縄の歴史と米軍基地沖縄を学ぶ経験を通じた教育を実践する。時には教条的となり、自己嫌悪することも赤裸々に綴られるが、生徒と共に学び、成長していく実践には引き込まれ、時に落涙。また、平井美津子氏の「従軍慰安婦」問題の授業がマスコミに取り上げられることで、保守政治家や歴史修正主義者から攻撃される。学校や教育委員会を通じて、「従軍慰安婦」問題の授業を行わないように強要されようとするが、日本の教育基本法やユネスコの「教員の地位に関する勧告」などを引用し、管理職と対峙する。歴史とは事実の積み重ねであり、一方から「真実」と決めつけるものではない。子どもたちに事実を提示し、学ぶ子どもたちがどうとらえ、共に考えていくか、伴走型の教育者の視点は、子育てや地域社会における諸課題の改善などおいても重要な示唆に富んだ1刷となった。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品