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コリーニ事件 創元推理文庫
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コリーニ事件 創元推理文庫

フェルディナント・フォン・シーラッハ(著者), 酒寄進一(訳者)

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コリーニ事件 創元推理文庫

792

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2017/12/11
JAN 9784488186043

コリーニ事件

¥792

商品レビュー

4.3

40件のお客様レビュー

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2024/09/30

ドイツのシーラッハ&酒井氏訳のとてもスリリングかつ考えさせられる一冊です。 フィクションですが、ここからドイツの法関係が改善に乗り出したといわれるのも納得なある種の矛盾や歴史的背景の違和感を読み取れます。 物語としてももちろん興味深く、登場人物たちの関係を掘り下げていくのもいい。...

ドイツのシーラッハ&酒井氏訳のとてもスリリングかつ考えさせられる一冊です。 フィクションですが、ここからドイツの法関係が改善に乗り出したといわれるのも納得なある種の矛盾や歴史的背景の違和感を読み取れます。 物語としてももちろん興味深く、登場人物たちの関係を掘り下げていくのもいい。 その国の持っている根幹部分を読者がみつけていく…かなりディープな世界を堪能できる作品です

Posted by ブクログ

2024/09/04

(2013/5/27) 「ドイツの法律を変えた!」という書評に興味を持って読んだ。デイキャッチで豊崎さんが絶賛してた。 結末を読んで思ったのは、この事件、記憶にある、ということだった。 結末のどんでん返しがこの小説のすべてなので、ネタバレは避けたほうがいいのだろうが、、、 どの書...

(2013/5/27) 「ドイツの法律を変えた!」という書評に興味を持って読んだ。デイキャッチで豊崎さんが絶賛してた。 結末を読んで思ったのは、この事件、記憶にある、ということだった。 結末のどんでん返しがこの小説のすべてなので、ネタバレは避けたほうがいいのだろうが、、、 どの書評も結末は書いてない。 どう描いていいかわからないから、まずはDBから。 内容(「BOOK」データベースより) 2001年5月、ベルリン。67歳のイタリア人、コリーニが殺人容疑で逮捕された。 被害者は大金持ちの実業家で、新米弁護士のライネンは気軽に国選弁護人を買ってでてしまう。 だが、コリーニはどうしても殺害動機を話そうとしない。さらにライネンは被害者が少年時代の親友の祖父であることを知り…。 公職と私情の狭間で苦悩するライネンと、被害者遺族の依頼で公訴参加代理人になり裁判に臨む辣腕弁護士マッティンガーが、 法廷で繰り広げる緊迫の攻防戦。 コリーニを凶行に駆りたてた秘めた想い。そして、ドイツで本当にあった驚くべき“法律の落とし穴”とは。 刑事事件専門の著名な弁護士が研ぎ澄まされた筆で描く、圧巻の法廷劇。 最後ライネンは殺人動機を突き止める。 ドイツの悲しい歴史。 しかしそれでもなぜ今なのかはわからない。 最後コリーニがつぶやく。 ドイツの歴史と、家族への思いが複雑に、残酷に絡まった結末、といっておきましょう。 戦争が人間を狂気に追い込むのか。 理性の中でそれが出来たのか。 日本が「空気」の中で、負けるとわかっている戦争に突入したのと同列にできるのかどうか。 東条英機はA級戦犯にさせられたが、天皇の信頼を得て、なんとか戦争を停めようとしていたとも聞く。 いわゆる南京大虐殺、従軍慰安婦。戦後のアメリカの日本洗脳で、戦前の日本がすべて否定された。 侵略戦争は欧米も同罪。橋下の言うことは正しい。公人が公式の場でいっていいことかどうかは別だが。 我々は江戸時代、戦前の日本の良いところは取り戻さなければいけない。 話がそれたが、ドイツはドイツで過去の清算をしている、ということだ。

Posted by ブクログ

2024/03/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・あらすじ ドイツのベルリンが舞台。 実業家の男がホテルのスイートルームで殺害された刑事事件を新米弁護士のカスパーが担当することになった。 加害者は自ら出頭してきたファブリツィオ•コリーニ。 カスパーにとって父親同然だった男を殺害した加害者を弁護するにあたり、事件を起こした動機を調査することになるが、被害者と加害者の関係、被害者の知られざる真実が発覚する。 ・感想 映画がすごく好きだったので原作読んでみたいと思ってたところ本まつりで見つけたので購入。 映画の方はよりやっぱりドラマティックになるように改変してるなーって思った。 原作は淡々とした文章で結構印象が変わる。 1番印象が違ったのがマッティンガーで、映画版だとよりドラマティックにするために割食わされた感じがした。 原作も映画もどちらも面白かった。 著者の経歴を知ると読了後より色々考えさせられるし、著者の他の作品も読んでみたい。

Posted by ブクログ

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