商品レビュー
3.9
15件のお客様レビュー
映画の見方を根本から変える一冊で、特に80年代のアメリカ映画に焦点を当てています。著者は膨大な資料と監督自身の言葉を駆使し、作品の背後にある社会情勢や制作者の思想を深く掘り下げており、単なる映画紹介にとどまらない知的な分析が魅力です。読者は、これまでなんとなく観ていた作品の新たな視点や意味を発見し、再鑑賞したくなることでしょう。特に『ブレードランナー』や『ロボコップ』など、馴染みのある作品に対しても新しい理解を得られる点が高く評価されています。映画評論としての質も高く、他の評論とは一線を画す内容です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
980円 335p 1. ビデオドローム — Videodrome 2. グレムリン — Gremlins 3. ターミネーター — The Terminator 4. 未来世紀ブラジル — Brazil 5. プラトーン — Platoon 6. ブルーベルベット — Bl...
980円 335p 1. ビデオドローム — Videodrome 2. グレムリン — Gremlins 3. ターミネーター — The Terminator 4. 未来世紀ブラジル — Brazil 5. プラトーン — Platoon 6. ブルーベルベット — Blue Velvet 7. ロボコップ — RoboCop 8. ブレードランナー — Blade Runner 「「私にとって映画とはセックスを意味する。他の何にもまして。映画とは性的なファンタジーだ。肉感的でエロティックな快楽の夢だ」 当時のカナダには、ポルノ映画を作るシネピックスというプロダクション以外に商業映画を製作する会社はなかった。でも、ポルノこそは「私にとっては疑いもなく、本物の映画だったんだ」と言うクローネンバーグはシネピックスの門を叩いた。 そしてシネピックスのポルノ映画として『血まみれ寄生虫のオージー(乱交)』のシナリオを書いた。しかし、シネピックスのプロデューサーは、どこがポルノなのか理解できなかった。クローネンバーグはこう言われた。「君の映画がセクシャルなのはなんとなくわかる。でもね、それがいったいどんな種類のセクシャルなのか、まったく見当もつかないんだよ!」。結局そのシナリオは『シーバース/人喰い生物の島』(七五年)というホラー映画として製作されることになった。」 —『〈映画の見方〉がわかる本 ブレードランナーの未来世紀 (朝日文庫)』町山 智浩著 「 中世はカトリック教会によって人々が愚民化されていた暗黒時代で、ルネッサンスで理性の光に啓蒙されて近世が始まる、というのが近代における常識的理解だが、マクルーハンは、教養によって人々が階級化されたルネッサンス以降よりも、素朴な部族社会だった中世を評価した。「カトリック」には「心が広い」という意味もある。 無神論者のクローネンバーグは、コンヴェックスとオブリビオンの対立を、ナショナリスティックで禁欲的で階級主義的なプロテスタントと、インターナショナルでリベラルで平等主義的なカトリックの対立として描こうとしている。それはテレビ伝道師ジム・バッカーとメディアの導師マクルーハンの対立であり、メディアをコントロールしようとする宗教保守と、メディア共産主義を目指す革命家との対立なのだ。これは二つの宗派がビデオドロームという福音を奪い合う宗教戦争だったのだ。」 —『〈映画の見方〉がわかる本 ブレードランナーの未来世紀 (朝日文庫)』町山 智浩著
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書名に「<映画の見方>がわかる本」とあるが、映画の見方がわかるのではなく、紹介されている映画の見方(視点)が変わったり深くなったりする本だった。そういう意図があり、ただ映画の見方とするのではなく<>が付いているのだろうか? 著者による説明や解釈がおもしろい。映画だけでなく多くの作...
書名に「<映画の見方>がわかる本」とあるが、映画の見方がわかるのではなく、紹介されている映画の見方(視点)が変わったり深くなったりする本だった。そういう意図があり、ただ映画の見方とするのではなく<>が付いているのだろうか? 著者による説明や解釈がおもしろい。映画だけでなく多くの作品を鑑賞した知識・経験、いろいろな情報をベースに映画を分析する評論のスタイル。分かりきったような振りをして御託並べているネット上の素人評論とは大違い (あいつら、けなすことが評論だと思ってないか?)。 紹介されている映画「ビデオドローム」「グレムリン」「ターミネーター」「未来世紀ブラジル」「ロボコップ」「ブレードランナー」は観賞済み、「プラトーン」「ブルーベルベット」は未観賞。なんとなく見て終わっていた「グレムリン」「ロボコップ」含め、あらためて観てみようと思う。でも「プラトーン」は観なくていいか。これだけが現実ベースの映画で、観るとやりきれない気持ちになりそう。
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章ごとに映画を一作ずつ取り上げ、評論していく。 映画の内容に沿って詳細に評論していくため、それぞれの作品を鑑賞してからの方がよい。 町山智浩氏のまとまった著作はどれも面白い。 モルモット吉田氏による解説文が良かった。 この文章は本書を読み始める前に一読してもよいのかもと思う...
章ごとに映画を一作ずつ取り上げ、評論していく。 映画の内容に沿って詳細に評論していくため、それぞれの作品を鑑賞してからの方がよい。 町山智浩氏のまとまった著作はどれも面白い。 モルモット吉田氏による解説文が良かった。 この文章は本書を読み始める前に一読してもよいのかもと思う。
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