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オクトーバー 物語ロシア革命
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オクトーバー 物語ロシア革命

チャイナ・ミエヴィル(著者), 松本剛史(訳者)

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オクトーバー 物語ロシア革命

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2017/10/07
JAN 9784480858108

オクトーバー 物語ロシア革命

¥2,970

商品レビュー

4.3

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2020/01/31

【体制を終わらせるもの、それは下からやってくる】(文中より引用) 1917年のロシア革命を、事実のみを頼りとしながら物語風に再構成した作品。わずか先の展開も読みきれない中、ケレンスキーは、トロツキーは、そしてレーニンは歴史の舞台でいかに振る舞おうと試みたのか......。著者は...

【体制を終わらせるもの、それは下からやってくる】(文中より引用) 1917年のロシア革命を、事実のみを頼りとしながら物語風に再構成した作品。わずか先の展開も読みきれない中、ケレンスキーは、トロツキーは、そしてレーニンは歴史の舞台でいかに振る舞おうと試みたのか......。著者は、SF・ファンタジー作家として高い評価を受けるチャイナ・ミエヴィル。訳者は、東京大学文学部卒の松本剛史。原題は、『October: The Story of The Russian Revolution』。 ロシア革命という波乱に満ちた出来事を静止画で捉えるのではなく、動画として描くことに成功している稀有な作品。「この嵐はいったいどこへ向かっていくのだろう」という寄る辺なさすらも表現されており、革命の只中が眼前に立ち上ってくるかのような感覚を味わうことができました。 たまに顔を出す警句の見事さが圧巻☆5つ

Posted by ブクログ

2018/09/01

叙述中心で心情の描写が少なくてあまり面白くなかった。これ「物語」なのかなぁ。ただ「小説フランス革命」を直前に読んでおいたおかげで、革命政府の動きというのは何となく勘所は押さえられていたかもしれなくて、あちらの本はそれはたいそう人間描写が多かったものだから、それを自分なりに反映させ...

叙述中心で心情の描写が少なくてあまり面白くなかった。これ「物語」なのかなぁ。ただ「小説フランス革命」を直前に読んでおいたおかげで、革命政府の動きというのは何となく勘所は押さえられていたかもしれなくて、あちらの本はそれはたいそう人間描写が多かったものだから、それを自分なりに反映させながら読み進めました。 1917年のロシア革命はまず2月の帝政からセオリー通りのブルジョワ政権への移行、それから10月の社会主義国家へと2段階を経ています。最も遅れていた国が、8カ月で最先端の政治形態へと一気に行ってしまったわけですが、それはやはりレーニンというとんでもない人間と、その思想を受け入れざるをえなかった社会背景がありました。よく調べていませんが、ブルジョワジーはほんの一部で、大半の国民が農奴で、貧しさや飢え、不満が充満していた。そしてブルジョワの支配が帝政とそんなに変わらないというのはフランス革命がもう128年も前のことだからヨーロッパは十分わかっており、次の政治の形態を試すのにほどよく未開だったロシアはで起きたというのも何となくわかるのです。 レーニンは非常にキャラが立っており、2月革命をスイスで聞くや、ドイツを抜けて北欧を介して戻ってくる劇的さ。そのあとまた追われる身になり、変装して隠れる。そして再び戻ってくるときの鮮やかさ。いつも現状に怒っていて、過激で、筆が立つ。ただ彼が本当に人民を救いたいのかどうか、その政治信条がわからない。単に新しい国家の形を試してみたいだけなのかもしれない。かなり相当魅力的な人物、今度は彼の物語を読みたい。

Posted by ブクログ

2017/12/05

2月革命から10月革命に至る、0人、トロツキー6を中心とする激烈な革命の物語。 レーニンは、祖国防衛主義に反対し、革命的祖国敗北主義、を唱える。帝国主義戦争においては、自らの側の敗北を願うと言う、社会主義的主張だ。

Posted by ブクログ

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