![黒死館殺人事件 「新青年」版](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001894/0018940886LL.jpg)
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 作品社 |
発売年月日 | 2017/09/30 |
JAN | 9784861826467 |
- 書籍
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黒死館殺人事件 「新青年」版
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黒死館殺人事件 「新青年」版
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商品レビュー
5
3件のお客様レビュー
ガチ勢必携
言わずと知れた三大奇書のひとつ。 その中でもこの作品はとにかくよみづらい。ドグラマグラは意外に文章が読みやすく、すらすらと読める。全体の円環構成を意識して読めば、実に面白く読めるはず。虚無への供物は個人的には奇書でもなんでもなかったです。 そしてこれ。昔、文庫で読んだのですが...
言わずと知れた三大奇書のひとつ。 その中でもこの作品はとにかくよみづらい。ドグラマグラは意外に文章が読みやすく、すらすらと読める。全体の円環構成を意識して読めば、実に面白く読めるはず。虚無への供物は個人的には奇書でもなんでもなかったです。 そしてこれ。昔、文庫で読んだのですが、まさに字を読んだだけ。誰が殺されて、犯人は誰で、どうしてそうしたかは分かったのですが、どうやって殺したのかさっぱりわかりませんでした。何か推理っぽいことをしているようなのですが、その本質にたどり着く前に立ちはだかる衒学の厚い壁にはじき返されてしまいます。 そこでこの本です。完ぺきではありませんが、目くらましを少しづつ取り去ってくれます。少なくとも何を言ってるんだ、この探偵は、というモヤモヤを薄くしてくれる効果はあります。 江戸川乱歩が序文を書き、兵士が戦場にもっていくならこの一冊と語ったという作品を読んでやろうというガチ勢はぜひ。 これを越えたら更に難解というか、ほぼ読破不可能なフィネガンズウェイクを、そしてこれから読むのは(物理的に)困難な宇宙英雄ペリーローダンシリーズに挑みましょう。私の推奨する三大難読小説です。
yuzy0808
数十年気になりつつ手の出せなかった本の作品社版。 A5判、479ページ。 下1/3ほどが2000項目に及ぶ語註です。本文もルビがものすごいことになってます。 という物理的条件だけでなく、想像を遙かに上回る難物でした。 事件は連続殺人で、おどろおどろしい描写もありますが、近年の...
数十年気になりつつ手の出せなかった本の作品社版。 A5判、479ページ。 下1/3ほどが2000項目に及ぶ語註です。本文もルビがものすごいことになってます。 という物理的条件だけでなく、想像を遙かに上回る難物でした。 事件は連続殺人で、おどろおどろしい描写もありますが、近年のホラーに慣れた方にはさほど衝撃感はなさそう。 ただ、物語が進行する舞台は薄暗い時代感があって、期待を裏切らない雰囲気。 謎解きは容疑者のアリバイや動機にはさほど踏み込みません。まず、普通の方法での謎解きを楽しむ物語ではなさそうです。 それよりは、文学的素養がかなり深い関係者との言葉のやり取りの細部を捉え、様々な暗号法やオカルト的知識を駆使して、真相を探ろうとします。 というか、真相に迫るつもりがあるのか? と問いたくなるくらい、この物語は連続殺人も人の命も二の次にして蕩々と語る探偵の知識ひけらかしに尽きます。 これについて行けるかどうかで、評価は極端に分かれるのではないでしょうか。 確かに三大奇書の一つに挙げられるだけのことはありますね。 ところで、こんなものを見つけてしまいました。 全編無料で読めるようです。 → 「まんがで読破 黒死館殺人事件」https://vcomi.jp/page_product/page_product?seriesId=42 登場人物(特に探偵)の風貌が私のイメージとずいぶん違ったのが残念ですが、ともかく、蘊蓄や謎解きの複雑な部分を大胆に削ぎ落として、ストーリーの本筋はわかりやすくなってると思います。
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澁澤龍彦絶讚のゴシックミステリ。 今まで文庫でしか読んだことはなく、作品社もコレクターに的を絞った一冊なのは間違いない。 今なら河出文庫でも読めるので、価格的に無理な向きはそちらを。他にも読んでみたい方は東京創元社の日本探偵小説全集 小栗虫太郎を探して。
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