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紅毛沈船引き揚げの技術と心意気 漁師・村井喜右衛門の壮挙 付関係資料
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 勉誠出版 |
発売年月日 | 2017/08/01 |
JAN | 9784585221876 |
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紅毛沈船引き揚げの技術と心意気
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紅毛沈船引き揚げの技術と心意気
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この書籍に登場する主人公は、オランダ東インド会社が雇ったアメリカ船籍のエライザ号と漁師・村井喜右衛門。エライザ号はオランダ旗を掲げて長崎に寄港した。 寛政10年(1798年)10月の夕暮れ時に、輸出銅と樟脳(しょうのう)を満載したエライザ号が嵐に遭遇し、長崎神崎沖の高鉾島脇の瀬に...
この書籍に登場する主人公は、オランダ東インド会社が雇ったアメリカ船籍のエライザ号と漁師・村井喜右衛門。エライザ号はオランダ旗を掲げて長崎に寄港した。 寛政10年(1798年)10月の夕暮れ時に、輸出銅と樟脳(しょうのう)を満載したエライザ号が嵐に遭遇し、長崎神崎沖の高鉾島脇の瀬に船底を擦り破り、沈船した。幕府も出島のオランダ商館も引き揚げに手を焼いたが、一人の漁師が立ち上がり、ユニークな手法で船を引き揚げた。 著者は、蘭学史、洋楽史、日蘭文化交渉史を専攻する学者。本書は、そのストーリーを以下の3部で記録している。 1. 紅毛沈船引き揚げの技術と心意気 2. 村井喜右衛門の沈船引き揚げ絵画資料 3. 関係資料 引き揚げ時の様子を伝える模型は、長崎市立図書館の「香焼の昔ばなし」のホームページにも掲載されている。 紅毛沈船引き揚げ時の様子を伝える模型(長崎市立図書館HPより) 村井嘉右衛門と漁師が様々な試みと百艘にもおよぶ船を使って引き揚げに成功し、エライザ号は修理の後帰路についた。本書には数多くの引き揚げ計画図や残された木版画が掲載されている。模型の写真ととも、当時の様子がより良く理解できる。 幕府とオランダ側より次々と褒賞を受けた村井嘉右衛門だが、自ら申し出た褒美の中に白砂糖があった。長崎の出島和蘭商館跡、長崎くんちの奉納踊、カステラ、有平糖は、『長崎街道シュガーロード』(長崎から北九州まで)として日本遺産の認定を受けている。 沈船引き揚げとなると、ストックホルムの『ヴァーサ』やポーツマスの『メアリー・ローズ』が思い浮かぶが、次号では北海道江差に展示されている幕末の帆船『開陽丸』の引き揚げに関する書籍を紹介します。
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