1,800円以上の注文で送料無料

ホンのひととき 終わらない読書 PHP文芸文庫
  • 新品
  • 書籍
  • 文庫

ホンのひととき 終わらない読書 PHP文芸文庫

中江有里(著者)

追加する に追加する

ホンのひととき 終わらない読書 PHP文芸文庫

748

獲得ポイント6P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHP研究所
発売年月日 2017/09/09
JAN 9784569767666

ホンのひととき

¥748

商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/07/30

三部構成で全体的にエッセイ風味。本にまつわる話題がバランス良く取り上げられており、読みやすく楽しめる。一方、文章量など制約もあるかもしれないが、文や論として模範的なまとめ方、読書は素晴らしいものという結論が先にあるような筆運びの傾向もある。この点は読書論に関してその場でわさわざ書...

三部構成で全体的にエッセイ風味。本にまつわる話題がバランス良く取り上げられており、読みやすく楽しめる。一方、文章量など制約もあるかもしれないが、文や論として模範的なまとめ方、読書は素晴らしいものという結論が先にあるような筆運びの傾向もある。この点は読書論に関してその場でわさわざ書くこともないネガティブ情報を入れていないという見方もできるだろう。 多数の本について著者の体験や思想、議論と並走させた文章を読めるので、読者層問わず手に取りやすくためになるのではないか。特に適しているのは、気持ち自体は明るいものの読書熱が衰退しつつある層かもしれない。

Posted by ブクログ

2022/11/14

3部構成の最初は、読書に関するエッセイ。目新しいことはあまりないが、読書が実生活の予行演習という考えには賛同できる。第2部は読書日記で、読んだ本を中心にした実生活の話題を綴る。この書きぶりが私は好きだ。どこか又吉君の本エッセイを彷彿させる。第3部は書評。本書で紹介された本のうち、...

3部構成の最初は、読書に関するエッセイ。目新しいことはあまりないが、読書が実生活の予行演習という考えには賛同できる。第2部は読書日記で、読んだ本を中心にした実生活の話題を綴る。この書きぶりが私は好きだ。どこか又吉君の本エッセイを彷彿させる。第3部は書評。本書で紹介された本のうち、既読5冊、積読2冊。読みたい本が6冊追加された。

Posted by ブクログ

2020/12/19

読書好きで知られていた若い女優、そして脚本家になったという著者。彼女の子どもの頃からの本に親しんできた様子が本当に本を愛してきたのだということが身に染みて分かる文章だった。小説その中でも推理小説のウェイトが高いと感じたが、いずれも深い感性を具えていて、単なるミステリーとしてではな...

読書好きで知られていた若い女優、そして脚本家になったという著者。彼女の子どもの頃からの本に親しんできた様子が本当に本を愛してきたのだということが身に染みて分かる文章だった。小説その中でも推理小説のウェイトが高いと感じたが、いずれも深い感性を具えていて、単なるミステリーとしてではなく、心の動きを捉えて自分自身を顧みているのだと感じた。彼女が本を何度でも読む、また難解な本も読むということを書いている中で、単に客体としての本を考えるのではなく、自分自身の心の状態を感じているということが良く分かるからだ。女優としては「学校」という映画の「江利子」役のことが書かれており、自身がその後脚本家になったことを彷彿とさせる逸話だと感じた。この人が薦める本は読んでみたいと感じるものが多かった。信田さよ子「さよなら、お母さん 墓守娘が決断する時」遠藤周作「砂の城」、児玉清「すべては今日から」、山口恵以子「月下上海」、伊集院静「星月夜」などである。本の選び方も新聞・雑誌の書評、口コミは私と共通点を感じるが、この作業が釣りに似ているという表現が愉快だった。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品