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「歴史×経済」で読み解く世界と日本の未来
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHPエディターズ・グループ |
発売年月日 | 2017/08/01 |
JAN | 9784569836294 |
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「歴史×経済」で読み解く世界と日本の未来
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商品レビュー
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3件のお客様レビュー
20世紀の世界の経済について観察すると、デフレ時の9割近くが好況だった。ミネアポリス連邦準備銀行のエコノミストが明らかにしたもので、国際決済銀行(BIS)も同じようなレポートを書いている。2000年以降のグローバル経済下では、通貨安政策をとると国民の実質所得が減る[中原]。 歴...
20世紀の世界の経済について観察すると、デフレ時の9割近くが好況だった。ミネアポリス連邦準備銀行のエコノミストが明らかにしたもので、国際決済銀行(BIS)も同じようなレポートを書いている。2000年以降のグローバル経済下では、通貨安政策をとると国民の実質所得が減る[中原]。 歴史的には、革命や動乱はデフレの時にはまったく起きておらず、フランス革命、天安門事件、アラブの春など、すべてインフレの時に起きている[中原]。 企業の収益を上げれば、最終的に庶民まで恩恵を受けるとするトリクルダウンは成り立たない[中原]。 朱子学は、宋が崩壊して、金や元のような漢民族以外の政権が誕生した時に生まれた。そのため、きわめて排他的かつ独善的にデフォルメされた。良いモノとダメな者を峻別するために科挙を行い、合格したものを官僚に登用した。人間には差があり、選別できるという考え方は、誰もが平等であるとする民主主義の理念には馴染まない[井沢]。 シベリアは資源の宝庫だが、食料の調達が極めて難しい。食料の補給ができ、不凍港がある日本と友好関係を持つことは、ロシアにとって重要だった。田沼意次は国際貿易をめざしたが、松平定信はそれを妨害した。この時代に日本とロシアが友好関係を結んでいたら、日露戦争はなかったかもしれない[井沢]。 山本七平は、日本人がまじめに働く理由は禅にあると考えた。禅は、日常のあらゆることをまじめにやるのが修行と考える。剣術も、禅と結びついて「道」になった[井沢]。 弥生系の稲作文化には血を穢れとする発想があり、動物を犠牲として捧げる儀礼はない。ユダヤ教やキリスト教には、肉や血に対する嫌悪感はなく、縄文人も同じような感覚を持っていた。縄文人の文化に、都から流れてきた平氏・源氏の文化が合わさったのが武士団と考える[井沢]。 サツマイモは、18世紀の初めに薩摩に持ち込まれたもので、肥料も水もいらず、やせた土地でも生産できる。享保の飢饉のときも、薩摩ではほとんどが死者を出さなかったため、吉宗が全国に広めた。
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歴史と経済に造詣の深いお二人だが、内容は浅い 歴史から見た経済 中間層が没落する社会は衰退する しかし時代の変革期には、変化に対応できた少数の者に富が集中し格差は拡大する 産業革命、IT革命 変革のリーダーとして仕方がないが、社会は不安定化する 革命や動乱はインフレの時に起こる(...
歴史と経済に造詣の深いお二人だが、内容は浅い 歴史から見た経済 中間層が没落する社会は衰退する しかし時代の変革期には、変化に対応できた少数の者に富が集中し格差は拡大する 産業革命、IT革命 変革のリーダーとして仕方がないが、社会は不安定化する 革命や動乱はインフレの時に起こる(中原圭介p77)
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「逆説の日本史」の歴史学者・井沢元彦と、経済学者の中原圭介との対談本。 三つの視点 ・物事の本質とは何か ・歴史からの教訓をいかに活かすべきか ・自然科学の発想を活かせ 一部、話がかみ合っていなくて、とくに井沢が歴史トリビアを話しているだけの項目もあるが、参考として読むとおもしろい。 中原の「デフレでも好況」は頷ける。物価を上げるアベノミクスは、円安を進めすぎて企業は儲かるが、実質賃金が低い消費者が苦しむ。 中国、韓国などの項目は読み飛ばした。 思考力の土台を築くための、知識の詰め込みは必要に同意。 日本人は生涯働いた方がいいはそうだが、知的労働に誰もがつけるわけでもない。 経済理論が、経済の実態に見合っていないは、誰もが感じる処。
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