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ほしがり未亡人 兄嫁、義母、女教師、美母 フランス書院文庫
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ほしがり未亡人 兄嫁、義母、女教師、美母 フランス書院文庫

小鳥遊葵(著者)

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ほしがり未亡人 兄嫁、義母、女教師、美母 フランス書院文庫

763

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 フランス書院
発売年月日 2017/08/25
JAN 9784829642443

ほしがり未亡人 兄嫁、義母、女教師、美母

¥763

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2017/10/08

熟女の匂い立つほどの妖艶さは健在

ここ最近のフランス書院文庫では珠玉の麗しさを醸す表紙カバーイラストの1つだと思うが、中身も麗しさと艶めかしさに満ち溢れている。アラフォーとアラサーの熟女ヒロインが大学生の主人公に蕩けてしまうイマドキテイストに離島の風習やしきたりが絡みついており、この作者の十八番が今回も花を咲かせ...

ここ最近のフランス書院文庫では珠玉の麗しさを醸す表紙カバーイラストの1つだと思うが、中身も麗しさと艶めかしさに満ち溢れている。アラフォーとアラサーの熟女ヒロインが大学生の主人公に蕩けてしまうイマドキテイストに離島の風習やしきたりが絡みついており、この作者の十八番が今回も花を咲かせている。 今回は後継ぎに関する因習をベースにしているのが特徴的で、これにより後継がいないまま未亡人となった兄嫁が一族の男子(義弟たる主人公)の子を懐妊しないと家を追い出されてしまうことから話が始まる。同じく未亡人の義母が通夜の早々にこれを告げることで故人を偲びつつもお家大事な風習が浮き彫りとなり、義理ながら兄嫁と夫婦になるという官能の相姦的背徳性がクローズアップされる。そして、のっけから亡夫への操を残す兄嫁が亡骸の傍らで主人公から迫られ、懊悩するいやらしさが描かれている。 通夜から告別式を迎える中にあって、実の兄を喪った悲しみよりも「その後」に思いを馳せ、それが予想以上の形で実現していくことに喜々としている主人公の心境には少々の違和感もあるのだが、それ自体は官能小説の主人公らしい下心の発露といったところか。元より眉目秀麗な熟女が喪服姿で居並び、その誰もが何かと理由をつけては主人公と男女の仲になっていくのだから、一族の不幸という表向きと降って沸いたような幸福を享受する内面とのギャップとして主人公も、そしてヒロイン達もイケないことをしている背徳を興奮に変えている。と言うのも、兄嫁や義母に加えて実母もヒロインだからである。 ゆくゆくは兄嫁と添い遂げるのが本来のしきたりなのだが、それを実行させようとしながら実は以前から主人公と関係のあったのが義母であり、これに因習を嫌って外へ出て行った実母が舞い戻ってくる構図である。さらには、主人公を巡る三つ巴が因習に倣うものだとしながら不健全だとして、そんな主人公を解放させるためにかつての担任だった女教師も加わってくる。ただ、各ヒロインの理性は次第に崩壊し、オンナの感情が前面に出てくるに至っては矛盾が生じる。この矛盾こそが一般常識と因習との矛盾であり、男女の理性と感情との矛盾であることを示すのは人間のどうしようもない一面を炙り出しているようで興味深い。 官能描写は相変わらず濃厚。女同士の鞘当てから挑発合戦に発展していくいやらしさがあり、オンナの喜びを知った熟女が主人公の若さと逞しさに蕩けてさらに喜びを増していく淫猥さがある。また、実母が最も淫らというのも珍しく、中盤からは全体の旗振り役にもなっていくのだが、これにより義母の影が薄くなってしまったことと、そもそも実母と義母のキャラがぶつかっているのは一考の余地が残った。女教師の処遇にも消化不良なところがあり、言ってしまえば兄嫁と義母の2人で成立する話に実母と女教師が後付けされているような印象もある。しかし、官能面の幅広さと底上げを鑑みれば、これもまた矛盾と言えるのかもしれない。

DSK

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