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天の川銀河発電所 Born after 1968 現代俳句ガイドブック
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天の川銀河発電所 Born after 1968 現代俳句ガイドブック

佐藤文香(著者)

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天の川銀河発電所 Born after 1968 現代俳句ガイドブック

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 左右社
発売年月日 2017/08/31
JAN 9784865281804

天の川銀河発電所

¥2,420

商品レビュー

5

2件のお客様レビュー

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2023/02/16

たまに読んではしまって、また読みたくなって読んではしまって。私にとってこの本はそういう本です。 現代を生きる俳人の代表句が載っています。 こういう俳句もいいんだ!と新しい発見をさせられる楽しさがあります!

Posted by ブクログ

2020/05/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

現代俳句アンソロジー。銀色のカバーが美しく本棚の見えるところに置いておきたくなる本。 言葉は無意味な形や音として組み合わせることもできる。しかしそこにぎりぎり意味を見出せてしまう。 日々の無意味な出来事も俳句の形式では芸術にしていい。写真家でいえば川内倫子や梅佳代を思い出す句や『反逆する風景』的なはっとする瞬間をとらえた句が好みだな。 俳句も写真も生活全てをネタにできる良い趣味だ 形式といえば、スーザン・ソンタグの『反解釈』(ちくま学芸文庫)の話を思い出す。芸術の内容やテーマではなく形式についての批評が大切という話だったと記憶している。ユーミンとミーシャ、ミスチルとスピッツの違いは内容というより形式の違いでみんなそれを無意識にわかっている。形式があるから型破りもある。形式を発明してしまえば第一人者だ。 俳句は十七文字で表現しようというのだから、かなりストイックな形式を持っている。最小限だからこそ刺さる。写真と同じように。 以下、気に入った俳句を作家1人一句ずつ。 ヒヤシンスしあわせがどうしても要る 福田若之 天の川星踏み鳴らしつつ渡る 生駒大祐 簡単に口説ける共同募金の子 北大路翼 枝分けて来たる光は秋の海 阪西敦子 鳥が目をひらき桜を食べてゐる 鴇田智哉 手のばせば腋かがやきぬ鳥の恋 高山れおな ともだちの流れてこないプールかな 宮本佳世乃 サングラス取り糠床へ膝まづく 西山ゆりこ 夏めくやバンド名バスドラムに書く トオイダイスケ 跳びあがることなくスケート終へてお茶 野口る理 ピザカッター皿をはみ出し春の野へ 村越敦 きつつきや缶のかたちのコンビーフ 藤田哲史 剥製のにほふ一間や滝の音 高柳克弘 鶺鴒がとぶぱつと白ぱつと白 村上鞆彦 ガーベラ挿すコロナビールの空壜に 榮猿丸 死がふたつ稲穂は光りあうてゐる 十亀わら 春の昼パスタ一口貰ひけり 小野あらた うれしい脱走柿の切株から見てゐる 外山一機 セクシーに投票箱は冷えてゐる 関悦史 くちばしの一撃ふかき熟柿かな 津川絵理子 「ちょうど良い木の棒」と思う冬の棒 長嶋有

Posted by ブクログ

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