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道徳の時間 講談社文庫
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道徳の時間 講談社文庫

呉勝浩(著者)

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道徳の時間 講談社文庫

946

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2017/08/09
JAN 9784062937344

道徳の時間

¥946

商品レビュー

3.6

49件のお客様レビュー

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2026/04/04

「爆弾」を読み、久しぶりに引き込まれる映画に出会ったと思った。居てもたってもいられず、呉さんのデビュー作をお迎え。最後まで一気読み。2つの事件が何度も何度も行き来して、どこで何が繋がるのか、誰が悪で誰が善なのか、そもそも一体道徳とはなんなのか。ワクワクしながら読みました。最後の最...

「爆弾」を読み、久しぶりに引き込まれる映画に出会ったと思った。居てもたってもいられず、呉さんのデビュー作をお迎え。最後まで一気読み。2つの事件が何度も何度も行き来して、どこで何が繋がるのか、誰が悪で誰が善なのか、そもそも一体道徳とはなんなのか。ワクワクしながら読みました。最後の最後までとても引き込まれる作品だったけど、結局回収しきれていない部分が気になり、少しモヤっと。巻末の選評をみて、熱い議論があったのだろうなと思うと、私もなんか頑張ってみようという気になれた。

Posted by ブクログ

2026/02/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・あらすじ 13年前に鳴川第二小学校でカリスマ教育者刺殺事件が起こる。 犯人である向晴人は「これは道徳の問題なのです」という一言以外の黙秘を貫き、懲役15年の判決が下る。 伏見は世界中を飛び回るフリーカメラマンだったがある不祥事を起こし鳴川市で妻子と共に暮らしていた。 山奥で世捨て人同然に暮らしていた陶芸家青柳南房の自殺と市内で立て続けに起こる悪質な傷害事件。 それぞれの現場には13年前の事件を彷彿とさせるメッセージが残されていた。 ディレクター越智冬菜から13年前の鳴川事件のドキュメンタリー映画のカメラマンをしないかという打診を受けた伏見。 撮影を続ける中で彼女の映画にかける執念や自分の望む方向へ誘導しているように感じられる手法に疑問を抱き始める。 越智の真の目的、息子が関係しているかもしれない陶芸家の自殺、市内で起こる傷害事件のそれぞれの関係性とは? ・感想 やっぱり私は呉勝浩先生の作品が好きだ。 2/3辺りまでは作品の主題がいまいち分からなくて「先生…これ大丈夫ですか?ここからちゃんと着地しますか…?」と不安になったものだけども私好みの落着の仕方だった! 「俺は正義の面して、勝手に悪を作り上げてたんだ」というセリフからの流れから、呉先生の書きたいテーマというのはブレてないんだな、と感じた。 そして私はこの呉作品のブレないテーマ性が大好きなんだ。 「線の上」で行ったり来たりする人間、完全にはみ出た人間、絶対に踏み越えない人間を書くことを続けてる作家だと思う。 勝手にレッテル貼りして、決めつける人間。 独りよがりの正しさを信じこみ、自身の暴力性や加害性を認識できない人間。 相手を糾弾する権利は自分にだけあると酔ってる人間。 言ってることとやってることが違う人間。 みんなそんなもの、所詮愚民。 くさくさした気持ちになりつつ、呉先生は「それでも人間ってそんな捨てたもんじゃないよね。善くあろうとする人間の善性を信じたい」という終わりで締めるから好きだ。 作品発表当時(10年前)にはこの動機は理解されにくかったかもしれないけど、今ならこの炎上商法目当ての動機も納得されるのでは? 失うものなんてないんだし、モラルも道徳も倫理も捨て去って利用できるものは全部利用してやるよという人間に群がる興味本位の愚民たち…すごくイメージできる。 池井戸潤はこの動機が理解できなかったみたいだけどそこにアンテナの違いと世代間格差を感じた。 かなり改稿されたらしいし昨今のポリコレ()に配慮されてない剥き出しの「道徳の時間」を読んでみたいなー。

Posted by ブクログ

2026/02/14

呉勝浩さんの作品はこれが4冊目 またしても惹きつけられた 道徳について考えさせられたこの作品 何が善で何が悪なのか、自分にとっての善悪がその人にとっての善悪と同じとは限らない…だからこそ想像力が大切で、それこそが道徳だと思っていたけれど それだけで他人の思考・思想・経験・背景を理...

呉勝浩さんの作品はこれが4冊目 またしても惹きつけられた 道徳について考えさせられたこの作品 何が善で何が悪なのか、自分にとっての善悪がその人にとっての善悪と同じとは限らない…だからこそ想像力が大切で、それこそが道徳だと思っていたけれど それだけで他人の思考・思想・経験・背景を理解するのはとても難しく、想像以上の現実がそこにはある。 相手のことを考えて…というつもりが、実は自分の物差しでの見方をしていることは多々あるのだなと感じた。

Posted by ブクログ

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