商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2017/08/04 |
JAN | 9784167907907 |
- 書籍
- 文庫
風味さんのカメラ日和
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風味さんのカメラ日和
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商品レビュー
3.4
20件のお客様レビュー
「風味さんのカメラ日和」 著者 柴田よしき サラリと読める、カメラ解説にちょっと日常の謎解きもある連作短編ですね〜 日本全国の田舎町同様に、若者の流出、忍び寄る過疎化に危機感を抱いた風味(ふうみ)の故郷、蛍山市の市民大学。そこで無料で開講されることになったカメラ教室に通う9人...
「風味さんのカメラ日和」 著者 柴田よしき サラリと読める、カメラ解説にちょっと日常の謎解きもある連作短編ですね〜 日本全国の田舎町同様に、若者の流出、忍び寄る過疎化に危機感を抱いた風味(ふうみ)の故郷、蛍山市の市民大学。そこで無料で開講されることになったカメラ教室に通う9人の受講者の悩みを、講師の知念大輔がカメラを通して解きほぐしてくれる、ほっこりするストーリーになっています。 受講者は、東京から出戻った風味をはじめ、孫の写真のピンボケに悩むおじいさん、花(高山植物)を楽しい感じ撮りたいと思う子育てを終えた主婦、S N Sの写真が上手く撮れずまともな写真が撮りたい女性、自分が撮る写真が好きになれない23歳の男性、子どもの写真を可愛く撮りたいママ友2人、判子屋のご隠居は大きいものが撮りたい、旅行先での記念写真を上手に撮りたい男性、そしてとりあえず実家の洋菓子屋のホームページに掲載する写真を撮りたい風味。写真の裏に隠されているそれぞれが抱える今時の悩みを、講師の知念が写真の撮り方を教えながら心の悩みも解きほぐしていきます。語りが変わってゆくので、それぞれの感情が伝わりやすいですね。 講師の知念の穏やかさにほっこり癒されました。カメラの解説は本格的で、聞いたことはあるけど、よく知らない、よく分からないことがたくさんです。 カメラは苦手で撮影はこの程度と諦めていますが、ちょっと頑張ってみようかな、、、f^_^; こちらもひだまりトマトさんの本棚で見つけました。ほっこりさせていただきました。 ありがとうございました〜(*´︶`*) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 巻末に文庫書き下ろし 『風味のカメラ撮影用語解説』があります。 ISO感度、一眼レフ、エフェクト機能、F値、撮影モード、白とび、トリミング、被写界深度、ファインダー、ホワイトバランス、マクロレンズ、露出補正、ワイド端•テレ端 簡単に分かりやすく解説されていますよ〜
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東京で仕事をしていた風味は、仕事を辞め実家の洋菓子店に戻ってきた。幼馴染に頼まれて、市が主催する「デジタルカメラはじめて講座」に参加することになる。様々な事情を抱えて参加した9人のメンバーと沖縄出身のイケメン講師。デジカメハウツーを交えながら、それぞれのバックグラウンドが描かれて...
東京で仕事をしていた風味は、仕事を辞め実家の洋菓子店に戻ってきた。幼馴染に頼まれて、市が主催する「デジタルカメラはじめて講座」に参加することになる。様々な事情を抱えて参加した9人のメンバーと沖縄出身のイケメン講師。デジカメハウツーを交えながら、それぞれのバックグラウンドが描かれていく。
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アラサーの里帰り女性が幼馴染みの頼みで、地元のカメラ口座を受講するのだが、講師を巻き込んで様々な人間模様が謎解きを含めて展開して行く。短編連作で読みやすく、人物描写もさることながら、カメラの魅力も的確に語る手腕は相変わらず上手いですね
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