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猫の怪 江戸怪談を読む
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猫の怪 江戸怪談を読む

横山泰子(著者), 早川由美(著者)

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猫の怪 江戸怪談を読む

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白澤社/現代書館
発売年月日 2017/07/01
JAN 9784768479667

商品レビュー

3

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2023/06/02
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※このレビューにはネタバレを含みます

2023.05読了 資料紹介の要素が多いので、あまり心動かされることはなかったけれど、江戸時代の人々が猫にどのようなイメージを持っていたのか。また、現代の私たちにそれがどのように受け継がれているのかなどは知ることができたため、興味深かった。 前半は「鍋島化け猫伝説」や「三浦遊女薄雲が伝」を通して、化け猫の恐ろしさと、主人のために忠義を尽くす猫のいじらしさが紹介されている。 猫は長く生きると尾が二つに分かれる。は、割と聞いたことのある話だったが、妖怪となった猫が人にも化けるイメージはあまり持っていなかったため、成り代わる人を殺して化ける。という話を読んで、なかなか怪猫とは恐ろしい存在だったのだなと認識を改めた。 けれど、そうした事件を起こす理由が主人の仇討であったり、恩に報いるためであったりという理由が語られている場合もあり、話の主軸をどこに置くかで猫のイメージがだいぶ変わる。 その他にも、猫に関する話の中にはいくつかお決まりのパターンや要素が多いのだということも、この本を読んで知ることができた。 猫と遊女、猫と坊主、猫と踊り、猫と三味線、猫と死体。などはよくセットとして語られることが多いらしい。 思い返してみると、これまでに読んだ小説や漫画などの話の中にもそのような題材があったのを思い出して、なるほど、となった。 それぞれ猫と関係が深いことが理由であったり、猫の仕草自体から発想を得たものであったりと、そのルーツを知ることができたため、猫に関する他の作品も今後より楽しめるのではないかと感じた。

Posted by ブクログ

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