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ストラディヴァリとグァルネリ ヴァイオリン千年の夢 文春新書1132
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2017/07/20 |
JAN | 9784166611324 |
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ストラディヴァリとグァルネリ
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ストラディヴァリとグァルネリ
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商品レビュー
4.2
7件のお客様レビュー
作者の知識が豊富で固有名詞の登場が多く、本筋とは別の話も含まれるため、話の展開に慣れるのに時間がかかりました。 ですが一度慣れるとヴァイオリンの世界に引き込まれます。 134pより、ヨーゼフ・シゲティの演奏に対する作者の表現を読んだだけでもこの本を読んだ価値があったと思ってい...
作者の知識が豊富で固有名詞の登場が多く、本筋とは別の話も含まれるため、話の展開に慣れるのに時間がかかりました。 ですが一度慣れるとヴァイオリンの世界に引き込まれます。 134pより、ヨーゼフ・シゲティの演奏に対する作者の表現を読んだだけでもこの本を読んだ価値があったと思っています。 「ヴァイオリンの音色はぴんと張った純銀の糸のような緊張感を持ち、晩秋の霜を想わせるように厳しかった……禁欲の美学とでも評したいような独特の美しさが心に刻まれている」 ストラディヴァリ、そしてグァルネリの生涯について、またアマティやガスパロ・ダ・サロなどのヴァイオリンの生みの親たち。 ヴァイオリンに取り憑かれたコレクターたちなどの歴史を軽くさらうにはいい本だと思います。
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一般論として、対象は何であっても人は自分について書くことになるということ。ストラディヴァリについて2冊の本を続けて読んだせいか、改めてその視点の違いが作者の背景に依っていることを思う。中野氏の音楽に対する造詣、現役の演奏会とのエピソードが随所に挟まれていて、とても興味深く読むこと...
一般論として、対象は何であっても人は自分について書くことになるということ。ストラディヴァリについて2冊の本を続けて読んだせいか、改めてその視点の違いが作者の背景に依っていることを思う。中野氏の音楽に対する造詣、現役の演奏会とのエピソードが随所に挟まれていて、とても興味深く読むことができた。 この作品の嚆矢は、作者の中野氏が丸山眞男の弟子であり、丸山の発言を使ってストラディバリとグァルネリと言う、現代の技術をもってしても凌駕することができないバイオリンが作られた秘密に迫ろうとしているところにある。「ある時代の最先端を行くメディアには時代の才能が集まるんですよ、」 現代のヴァイオリン製作者たちの嘆きが聞こえてきそうだ。
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先人たちによるストラドヴァリウスやガリネルの著書の引用で構成されているのかと思えば、さにあらず。アマチュア演奏家でもある著者が、実際にストラドヴァリウスの楽器を弾いた時の感触や印象、楽器修復家へのインタビュー、名器売買や口利きに関わった経験、何よりビジネス界で培ってこられた経験や...
先人たちによるストラドヴァリウスやガリネルの著書の引用で構成されているのかと思えば、さにあらず。アマチュア演奏家でもある著者が、実際にストラドヴァリウスの楽器を弾いた時の感触や印象、楽器修復家へのインタビュー、名器売買や口利きに関わった経験、何よりビジネス界で培ってこられた経験や恩師丸山眞男氏からの言葉を用いた御自身の産業史観も非常に興味深い。
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