商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2017/07/11 |
JAN | 9784334774936 |
- 書籍
- 文庫
避雷針の夏
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避雷針の夏
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商品レビュー
3.6
10件のお客様レビュー
不快で嫌な話なんだけど嫌いじゃない笑。 田舎町の閉塞感、そこで暮らす人達の鬱屈とした思いや、人が持つ醜い感情と悪意がギューッと詰まっていて、登場人物に苛立ちながらもグイグイ読めた。 梅宮と真保美が、特に嫌。 終始不穏な空気が漂っていたけど、ラストは溜飲が下がる思いで読後は悪くない...
不快で嫌な話なんだけど嫌いじゃない笑。 田舎町の閉塞感、そこで暮らす人達の鬱屈とした思いや、人が持つ醜い感情と悪意がギューッと詰まっていて、登場人物に苛立ちながらもグイグイ読めた。 梅宮と真保美が、特に嫌。 終始不穏な空気が漂っていたけど、ラストは溜飲が下がる思いで読後は悪くない。
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※このレビューにはネタバレを含みます
暗い。暗い。暗い。 それでも、読むのはやめられない。 誰もがプツンと切れてもおかしくなかったし、これからどうなっていくのか、気になって仕方がなかったのだ。 「ゲスとクズとグズしかいない」 解説を読んで、なるほど。 登場人物たちに感情移入できた人は少ないだろう。 不快感を覚える。軽蔑する。イライラする。 だが、登場人物と同じことをしていないだろうか? してこなかっただろうか? 何かから逃げ続けたり、ネットに依存したり、弱いものをいじめたり、、、 睦間は人の弱い部分を丁寧に映し出した町なのである。 そして、誰もが避雷針にはなりたくないが、避雷針がなくては成り立たないほど、脆い町だったのだ。 睦間は消えてなくなったが、睦間で燃え盛っていた業火は未だ燻り続けている。
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ネタバレかも。 イヤミスが好きで。 真梨幸子さんも好きですけども、櫛木さんはまた毛色が違う気味の悪さを表現してて。 本作もエンディングまでのうわぁ…って思わせるような感じが堪らなかった、けども最後、最後もう少しあったんじゃないかなって。 誰かが救われる話は誰かが奪われる話に近似している、そう感じました。
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