商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 勁草書房 |
発売年月日 | 2017/06/30 |
JAN | 9784326299140 |
- 書籍
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教養の揺らぎとフランス近代
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教養の揺らぎとフランス近代
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商品レビュー
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なんというか、デュルケームの言っていることを焼き直しているだけで、教科書以上にはならない。結局主題である「教養」の時代ごとのとらえ方が非体系的で、ただ古典教育が有効か、デュルケームの言葉を使えば常に進化させながら併用させるのか、とかそういう話で、ああ、そうですか、という感じ。古典...
なんというか、デュルケームの言っていることを焼き直しているだけで、教科書以上にはならない。結局主題である「教養」の時代ごとのとらえ方が非体系的で、ただ古典教育が有効か、デュルケームの言葉を使えば常に進化させながら併用させるのか、とかそういう話で、ああ、そうですか、という感じ。古典的な知識=教養から、いつのまにか「それを使う能力」が独り歩きしていることが筆者の問題意識ではないのか。だとしても、古代の哲学から単なる知識とそれをつかった弁論術云々はセットであるし、スコラ哲学も人間の学と神を融合させるという意味では単なる知識以上のものではないのか。結局問いが「揺らい」でいて、最後までなにが言いたいのかわからなかった。残念。ただ、教科書的に読むのは向いてる。
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本書は、近現代のフランスにおける中等教育と、中世大学における学芸学部の哲学部のという学校ないし教育の場で、教養概念が織り込まれていった過程を詳述している。フランスの文献を中心としていることもあり、米・英に参照先が偏りがちな現代日本に貴重な示唆を与えてくれる。それはヨーロッパの古典...
本書は、近現代のフランスにおける中等教育と、中世大学における学芸学部の哲学部のという学校ないし教育の場で、教養概念が織り込まれていった過程を詳述している。フランスの文献を中心としていることもあり、米・英に参照先が偏りがちな現代日本に貴重な示唆を与えてくれる。それはヨーロッパの古典の在り様を適宜振り返っていること、といえる。これはリベラル・エデュケイションに対する妄念とは大きく異なる。手法としては、テクスト解釈、正―反―合のディセルタシオン型小論文である。こうしたメソードがないと教養は世代間で維持できないのかもしれないと感じた。 ※序論のカロリーと力強さは大学人必読。
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