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一冊まるごと真空管アンプ読本 使いこなし編 ONTOMO MOOK
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一冊まるごと真空管アンプ読本 使いこなし編 ONTOMO MOOK

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 音楽之友社
発売年月日 2017/06/01
JAN 9784276962651

一冊まるごと真空管アンプ読本 使いこなし編

¥1,540

商品レビュー

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2018/12/12

ダカフェ日記の森さん監修スピーカーに合うアンプ、ということでおすすめされていた真空管アンプのキットを、先日、無事に組み立て終わり、寝室に設置して、毎日ウキウキと聴いてます。 組み立てじたいが、ものすごく楽しかった。 ほんとに楽しかった。久しぶりに感じた、ものを作る喜び。 テストで...

ダカフェ日記の森さん監修スピーカーに合うアンプ、ということでおすすめされていた真空管アンプのキットを、先日、無事に組み立て終わり、寝室に設置して、毎日ウキウキと聴いてます。 組み立てじたいが、ものすごく楽しかった。 ほんとに楽しかった。久しぶりに感じた、ものを作る喜び。 テストで最初に音を鳴らしたときの感動ときたら。 そして、ふと目に留まったリビングのプリメインアンプとスピーカー。 このアンプ、プリアウトあるよな・・・ これに真空管アンプ、付けられるな・・・・ 気づいたら妄想が止まらなくなり、しかし、あまりにも無知なので、とりあえずもう一つキットを買う前に勉強しようと(←もう次を買うことになっている 笑)、図書館で目についたこの本を持って帰ってきました。 おもしろかったです。 きっと、ぱらぱら~っと5分ほど見て終わるだろうと思っていたけど、意外にも、最初から最後までなめるように読んでしまった。 私は何を読んでも、何を見ても、どうしても「物語」的な読み方をしてしまうのですが(良くも悪くも)、この真空管の世界って、すべてが物語に満ちあふれているんですね。知らなかった。 とにかく、ほとんどの記事が興味深かった。(電源回路の話はちんぷんかんぷんだったので流し読みに終わったけれど) まず最初のNHK交響楽団のヴァイオリン奏者の方のインタビューが素敵過ぎて、すっかり心奪われてしまった。すごく共感した。 その次のページの「聴き比べ」は、しょーもないグルメ番組を見ているみたいで全然おもしろくなかったので、きっとここで私の興味は終わるんだろうと思ったのだけど、その次の「名球物語」が、これまた物語性たっぷりで、めちゃくちゃおもしろい。 以降の記事もほぼ全部興味深くおもしろかった。 開発者インタビューは特に良かったな。 なぜか「パーツ&キットお店ガイド」や「最新真空管アンプカタログ」までがおもしろく思える。普通の案内なんだけど、今まで知らなかった世界だからかな。 「パラヴィチーニ氏が自ら手巻きを行った」って文がいくつかの製品に出てきて気になる。 パラヴィチーニ氏、どんだけ巻いてんの~。 そして、これを読んでいる途中、姉の夫が、キットじゃなくて雑誌の回路図などをもとに自作する人だと知った。(全然知らなかった。) その義兄に「沼へようこそ♪」と言われたが、私と沼の住民たちとは金銭感覚が二桁違う(一桁じゃないです、二桁です)ということは、とてもよく理解できた。 村上春樹さんのステレオセットが質素だとか書いている人をブログとかでたまに見かけるが本当に驚く。ひどい人になると、「お金稼いでいるくせに」とか書いてる。 恐るべしオーディオ・マニア。普通にハイエンドじゃないの、と庶民の私は思うけれど・・・数十万円もするような機器類が質素・・・?(そして、問題は価格じゃないだろう、とも言いたい) まあ話はそれましたが、この本は、私のような全く何も知らない人間が読んでも楽しい本でした。 残念ながら深い知識が身につくわけではありませんが、物語として、読んでおもしろかったです。

Posted by ブクログ

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