商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2017/06/17 |
JAN | 9784041057346 |
- 書籍
- 文庫
怪談狩り 禍々しい家
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怪談狩り 禍々しい家
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商品レビュー
3.9
9件のお客様レビュー
中山市朗先生の文体が相変わらず好きだ。 怖さの中の優しさみたいな文体だと思う。 実話怪談、怪談実話でも文体って大切やと常々感じる。 押し付けがましく文体は苦手だし、どんなものでも。 怖かったし面白く感じたものを。 『一家四人』『深夜の訪問者』『ビデオテープ』『奇妙な手紙』『宴会の...
中山市朗先生の文体が相変わらず好きだ。 怖さの中の優しさみたいな文体だと思う。 実話怪談、怪談実話でも文体って大切やと常々感じる。 押し付けがましく文体は苦手だし、どんなものでも。 怖かったし面白く感じたものを。 『一家四人』『深夜の訪問者』『ビデオテープ』『奇妙な手紙』『宴会の声』『真っ暗にするとダメ』『訪問者』『置屋』 怖かったのは『深夜の訪問者』これは絶対にないとは言い切れない。でもこのマンションのこの部屋だけがやばいのかもしれない。『奇妙な手紙』お祓いをしてくれた人が穢をうけてそれを恨んでいるようなまったくこの世の理からずれた感じが怖すぎる。『真っ暗にするとダメ』な部屋はめちゃくちゃ怖い。呪いなのか異世界につながるのか。不思議すぎる。帰ってこれなかったらどこへも繋がらなかったら。『置屋』実話怪談好きはこの『置屋』読んでほしいなー。死神っているんだわと思った。『山の牧場』はきちんと時系列おって読みたいです。 中山市朗先生の本はもっと読みたい。
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- ネタバレ
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百物語式から代わり短編物に、話は減った分一話一話が怖い、一番怖かった 「口元」 義母に暴力を振るう息子、家から逃げたい義母、仏壇に現れるおばあさん。過去に何かがあって義母が呪われて息子も影響を受けて暴力を振るうようになったのか…と勘ぐりたくなる 「深夜の訪問者」 「全体がグリーンがかった外の様子。そのモニターの半分が、一人の女の左半分の顔で占められていた」 怖っ怖っ怖っ、想像すると怖すぎる。シンプルだけど目に情景が浮かんできてゾッとする 「角部屋からの訪問者」 個人的今作最怖エピソード あの四つん這いの女のせいで前の住人は自殺したんじゃないかな…そして引っ越しをしないNさんの図太さがすごい 「ビデオテープ」 変なところにあるVHSは触れないほうがいい(リング感) 「ミサちゃんがいる」 怖いんだけどどこか悲しいミサちゃん… Mさん一家の優しさが救いか 「気持ちのいい部屋」 「彼氏、できていた!」その彼氏は本当に実在している存在だったのかがすごい気になった 「置屋」 最怖エピソード2 知っている人が自分達の死神になるとかいう絶望。黒髪の何かがB君を取り込んで手駒にしているって解釈でいいのかな 山の牧場については未必修なので実物読んでみたいなぁと思っ
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建物で起こった怪異を収集した『禍々しい家』。 「角部屋からの訪問者」「メリーさんの館」「置屋」と恐怖に震えた話。ただ、正直な話、収録されている全ての怪談に震えが止まらない。ここまで、怖さが押し寄せてくる一冊というのもなかなかない。 やはり、家という舞台がそうさせるのでしょうね。一...
建物で起こった怪異を収集した『禍々しい家』。 「角部屋からの訪問者」「メリーさんの館」「置屋」と恐怖に震えた話。ただ、正直な話、収録されている全ての怪談に震えが止まらない。ここまで、怖さが押し寄せてくる一冊というのもなかなかない。 やはり、家という舞台がそうさせるのでしょうね。一軒家、アパート、マンション、廃屋と舞台は違えど、構成されているものは同じなので。 帰宅した時の安心感。それを裏切る違和感。例えば、消したはずの電気が点いている。たいてい自分の記憶違いなのですが、そうでない可能性。 そこに染み込んでいるのが、怪異だったりするわけです。 ふう。一気に読むには心が落ち着かず、休み休み読みました。 そして「山の牧場」後日談。 解明されず、ただただ謎と恐怖が深まり続けてゆく。後日談だから、なんらかの結論を出してくれるのかと期待していましたが、見事に裏切られる。 あの牧場にまつわる怪談や説は、これから色々な怪談・怪異を読んでいくとは思うけども、常に恐怖を与えてくれる存在であると思います。怪談のPFP。
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