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グローバリズムその先の悲劇に備えよ 集英社新書0886A
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2017/06/16 |
JAN | 9784087208863 |
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グローバリズムその先の悲劇に備えよ
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グローバリズムその先の悲劇に備えよ
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商品レビュー
4.1
10件のお客様レビュー
リーマンショック以降、グローバル化が経済停滞に与える影響が明確になり、保護主義的な措置を取る国が増えた。安価な労働者や生産物の煽りを受けるのは内需を頼る生産者だ。外交、安全保障体制さえ強国の論理で日米同盟も欺瞞である。グローバル化への違和感は、ジョセフ・スティグリッツ、エマニュエ...
リーマンショック以降、グローバル化が経済停滞に与える影響が明確になり、保護主義的な措置を取る国が増えた。安価な労働者や生産物の煽りを受けるのは内需を頼る生産者だ。外交、安全保障体制さえ強国の論理で日米同盟も欺瞞である。グローバル化への違和感は、ジョセフ・スティグリッツ、エマニュエル・トッドさえ言及。しかし、グローバル化が悪者なのか、そう単純な話ではないはずだろう。 本格的なグローバリズムがもし無かったら。日本で言えば、それは鎖国状態の持続。帝国主義の強引な要求に迫られ、結局、主導権を失う形でスタートしたのが今の日本のグローバル化。主導権争いにより、グローバル化が有利にも不利にもなるという話だ。輸出入のコントロールで自国産業を保護できるなら対外取引がは悪者にならない。また、同一国内でも受益者が異なりレントシーカーが生まれる。自ず一部で損する人も発生する。 江戸時代は良かったと主張する政治家がいる。鎖国に耐え切る事が出来ぬのは、国防上自明。自衛隊の解釈論以上に核保有如何が議論を左右する。つまり、グローバリズムは国防、経済ともに主導権を持ち、他国を意のままに搾取出来れば良いというゲームだが、核なき日本は国防上は必ずしも好条件にはならず、経済も外圧に左右され易い。戦後の経済回復はマヤカシや偶然。メッキが剥がれ失われた30年こそリアルなのだろう。 喧嘩を仕掛けられ、過剰防衛。こいつは危険だと保護観察下に置かれ、自虐史観の反省文。手足の筋肉も痩せ細り、ロボトミー手術で脱力した頭脳。そんな病み上がりが社会放出され、たまたま喧騒下に需要集中したフランチャイズ店の経営のように一儲けしたのが今の日本。事実を把握しないと、これは確かに悲劇である。
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新自由主義そしてグローバルリズムの歴史的背景から振り返り、その受益者とプロパガンタを検証する。ブリグジット、トランプ大統領誕生とアンチグローバルに舵を切るアングロサクソンを尻目に未だにグローバリズムにお花畑を見ている日本についてとても考えさせられる一冊です。米国の大統領選はトラン...
新自由主義そしてグローバルリズムの歴史的背景から振り返り、その受益者とプロパガンタを検証する。ブリグジット、トランプ大統領誕生とアンチグローバルに舵を切るアングロサクソンを尻目に未だにグローバリズムにお花畑を見ている日本についてとても考えさせられる一冊です。米国の大統領選はトランプvsサンダースとアンチグロバールの左右対決になりそうだと言うのに。。。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ここ最近読んだ本の中では一番腑に落ちた。メッセージは、グローバル化は最近起こった話ではない、歴史に学ぶべき。だが、同じ形はしていないので、想像力を鍛えよ、と。 この本を足掛かりに他の本を読み広げるのが良さそう。 分からなかったのは以下の2点。 - 文明化、グローバリズムは強烈なイデオロギーで、一度火が付くと崩壊するまで止められないのではないか?今回はどう崩壊するのか? - 教育に関する話があまりなかった。ここをどうやって再生&維持するのか?
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