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授業力アップのための一歩進んだ英文法 英語教師力アップシリーズ2
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授業力アップのための一歩進んだ英文法 英語教師力アップシリーズ2

加賀信広(編者), 大橋一人(編者)

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授業力アップのための一歩進んだ英文法 英語教師力アップシリーズ2

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 開拓社
発売年月日 2017/06/01
JAN 9784758913522

授業力アップのための一歩進んだ英文法

¥3,520

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2019/06/02

 音声、形態論から始まって、統語論・意味論の分野で特に学校文法では盲点となる事項について解説されている。大学英文法の基本的な部分も押さえながら、結構、それなりに英語を勉強した人でも見落としがちな点や生徒が間違えやすい項目が、記述文法の枠組みに沿って指摘されており、読んで良かった。...

 音声、形態論から始まって、統語論・意味論の分野で特に学校文法では盲点となる事項について解説されている。大学英文法の基本的な部分も押さえながら、結構、それなりに英語を勉強した人でも見落としがちな点や生徒が間違えやすい項目が、記述文法の枠組みに沿って指摘されており、読んで良かった。  例えば昔のセンターで「文中で最も強く発音する部分を選べ」というのがあって、基本的には「新情報を強く読む」がセオリーだが、「談話上新情報で重要なのに文アクセントがなかったり、談話上旧情報で重要でないのに文アクセントがある場合がある」(p.6)というのは、おれも知らなかった。下手にあんな問題作れないな、と思う。あと大学英文法で「全体的解釈と部分的解釈」というのがあるけど、「英語の他動詞は動詞によって荒らされる行為が行われ、その結果が達成されたことを意味する。そのため、動詞によって含意される結果を文の意味からいわば『差し引く』ためには動詞と直接目的語の間に前置詞が必要となる。」(p.44)という部分、「差し引く」の捉え方が面白いと思った。あとknowの使い方を生徒も教員もちゃんと習ったり教えたりしない気がするが、"Do you know Mr. Kelly? - No. I know of him, but I have never met him." (p.47)を例文として提示できればと思う。あと随所に、定番ではあるし、すでに高2段階で解説も全部終わっているけれども、本当に定着しているのかどうかどうなんだろう、とうちの生徒にやらせてみたい英訳・和訳があったのも、読んでいて面白かった。What brought you here?とWhat did you bring here?(p.41)、She is catching cold. (p.65)、私は20年間横浜に住んでいる(p.80)、ジョーは今学校に行っている(p.81)、He may know the answer.とHe might know the answer. (p.90)、先週試合に勝つことができた(p.98)、I could win the game. (p.99)、御徒町は上野の1つ先の駅です(p.197)、ゾウは鼻が長い(p.284)、あの店はサラダがおいしい(p.285)、それは折りたたんで使えます(p.293)など。あと個人的に何回もごっちゃになってしまうのがthe visible starsとthe stars visibleで、前者は永続的、後者は一時的状態で、現在分詞になるとthe singing birdは曖昧、the bird singingは今歌っている鳥、過去分詞の時は完了分詞と受動分詞に分かれてなんたらかんたら…(pp.132-5)という部分。あと代名詞の置き換えの話で、よくa ~ならoneでthe~ ならitだ、みたいな話があるが、その先の話をおれが整理できていなくて、(冠詞)+名詞の置き換えはoneかones、名詞句の置き換えはoneかsome、ただし不可算名詞のoneの置き換えは不可、対比で用いられるとthatやthose(pp.181-3)、ということらしい。また例とともに整理してみたい。あと否定の話(Everyone hasn't passed the entrance exam.とEveryone has not passed the entrance exam.で前者はみんな落ちた、みんなが落ちたわけではないの2つが可能で後者はみんな落ちたの解釈にしかならない(p.263)、とか)は難しい。  ここに全部を書ききることは出来なかったが、授業準備や教材作成の際に折に触れて参照したい文献。(19/06/02)

Posted by ブクログ

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