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オノマトペの謎 ピカチュウからモフモフまで 岩波科学ライブラリー261
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オノマトペの謎 ピカチュウからモフモフまで 岩波科学ライブラリー261

窪薗晴夫(編者)

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オノマトペの謎 ピカチュウからモフモフまで 岩波科学ライブラリー261

1,760

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2017/05/01
JAN 9784000296618

オノマトペの謎

¥1,760

商品レビュー

3.9

13件のお客様レビュー

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2024/08/08

身近に溢れるオノマトペ。 知ってるつもりでも、言語学者にかかれば、その奥深さが見えてくる。 オノマトペの音の構成、その仕組みには法則がある。 モフモフは、学んでなくても「猫を触った感じ」「柔らかい毛布」などのイメージが自然とわいてくる。 これは、その法則が自然と私たちの中に学習...

身近に溢れるオノマトペ。 知ってるつもりでも、言語学者にかかれば、その奥深さが見えてくる。 オノマトペの音の構成、その仕組みには法則がある。 モフモフは、学んでなくても「猫を触った感じ」「柔らかい毛布」などのイメージが自然とわいてくる。 これは、その法則が自然と私たちの中に学習されているからなのだ…。 言語学の本を学ぶと、なぜこんな複雑なルールを私たちは知らないうちに理解しているんだろうと、とても不思議な気持ちになる。 ほんとに言語学って面白い。 この本は、なかなか難しい内容を、とてもわかりやすくまとめていると思う。 学びも多かった。 とくに驚いたことは次のこと。 一つ目、オノマトペの音には一つ一つ、なんらかのイメージがある。ここはわかるんだけど、一音目にくるか、二音目にくるかでイメージが変わるということ。「フワフワ」と「ワフワフ」だと、同じ音を使っているにもかかわらず、全く受ける印象がちがう。これは初めて気づいた。 二つ目、上の一つ目の延長だけど、なんと、新しいオノマトペが生まれたらどんなふうに運用されるか、その予想ができるシステムがあるらしい…。本書では「モフモフ」を使って予想が算出されていて、だいたいのイメージにあったデータベースになっていた! 三つ目、わたしは日本語にオノマトペが多いということで、他国はオノマトペがあまりないと思っていた。が、実は韓国語のほうがオノマトペが多いということ、さらに多い国があるということを知った。さらに、オノマトペ総数と、オノマトペで表される概念のレベルが異なるらしい。これはとても面白く、さらに自分の日本語びいきがよくわかって、少し恥ずかしくもなった。 これ以外にも面白い話がたくさんあったが、紹介しきれない。オノマトペは奥深い。 国立国語研究所と言語系学会連合共催、第10回NINJALフォーラムで紹介された内容だとか。 長年積読本だったのだけど、ようやっと読み終えました。面白かった!!

Posted by ブクログ

2023/05/31

人間はオトマノペに対してどのような印象を抱き、どのように獲得しているのか、またオトマノペに法則はあるのか。 複数の観点からオトマノペに対してアプローチが行われているが、中でも外国語のオトマノペと赤ちゃんとオトマノペに関するものが面白かった。 外国語にもオトマノペはあるが、ヨー...

人間はオトマノペに対してどのような印象を抱き、どのように獲得しているのか、またオトマノペに法則はあるのか。 複数の観点からオトマノペに対してアプローチが行われているが、中でも外国語のオトマノペと赤ちゃんとオトマノペに関するものが面白かった。 外国語にもオトマノペはあるが、ヨーロッパから離れた地域の言語に多く、アニミズム文化にも多く存在するという仮説は興味深い。 赤ちゃんとオトマノペについては、赤ちゃんは脳が未発達のため視覚と聴覚の刺激が関連づけられて音と視覚の間に類似性を感じるとあった。以前読んだ『幻覚剤は役に立つのか』の中で、脳のデフォルトネットワークが発達することで固定された考え方になるが、子供は脳の回路が最適化されていないため、柔軟な考え方ができるとあったが、オトマノペの話もまさしくそれとつながっているのだと感じた。

Posted by ブクログ

2022/07/11

言語学未習者からはとっつきやすいトピックから、科学的な究明のあり方を追体験しつつ、その背後にあるアプリオリな感性の存在について哲学や生理学などに跨る広範な不可思議に触れられる。

Posted by ブクログ

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