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ふしだらマッサージ 竹書房ラブロマン文庫
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ふしだらマッサージ 竹書房ラブロマン文庫

美野晶(著者)

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ふしだらマッサージ 竹書房ラブロマン文庫

726

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 竹書房
発売年月日 2017/05/01
JAN 9784801910836

ふしだらマッサージ

¥726

商品レビュー

4

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2017/06/18

これまで通りの安定路線にちょっと捻った結末

美野晶×竹書房ラブロマン文庫のタッグでは以前にも「マッサージ」と名のつく作品が出ており、2014年3月の『たかぶりマッサージ』から2015年9月の『まさぐりマッサージ』を経た本作はマッサージ路線(?)の第3弾となる。マッサージの腕を持つ主人公が最終的には性感マッサージでヒロイン達...

美野晶×竹書房ラブロマン文庫のタッグでは以前にも「マッサージ」と名のつく作品が出ており、2014年3月の『たかぶりマッサージ』から2015年9月の『まさぐりマッサージ』を経た本作はマッサージ路線(?)の第3弾となる。マッサージの腕を持つ主人公が最終的には性感マッサージでヒロイン達を悦ばせるのはどれも同じであり、美野作品としては王道的な安定路線の1つと言える。ただ、本作は結末へと向かう話の筋道において従前とは少し異なる味付けがされている。 これまでは主人公の想い人たるメイヒロインが冒頭から登場するものの憧れ止まりで悶々としているところへ複数のサブヒロインと関係が結ばれ、特に鉢合わせたり修羅場に陥ることもなく、むしろサブヒロイン達に背中を押してもらってメインと晴れて恋仲となり、クライマックスではメインとのめくるめく交わり三昧が描かれて幕を引く流れが多かった。しかし、今回は27歳の主人公が開業した鍼灸整骨院が入るビルの管理人も同時に任されることで住人達との出会いがあり、順に関係を結んでいく中でヒロインの1人とイイ関係になっていくストーリーになっている。主人公の想いが割と終盤になってからはっきりするのが従前との相違点だが、それでも最後は同じなのかな~?といった印象も残っていた。しかし、そんな行く末をお流れにしようと努める人物が現れる。主人公の母の義妹という血縁のない叔母である。 冒頭から出てきて、当初から肉欲の関係になっている叔母は有能な経営者であり、ビルの所有者でもある。主人公の開業を手助け、ついでに自社の社員寮になっているビルの管理人も主人公に強要させ、整骨院をちょくちょく訪れては色欲を貪る。【麗香】という名の通りに麗しくも奔放な36歳としてほぼ全編に登場しているのだが、この麗香が、自分以外の誰かに主人公を独占されたくない下心を含みながら、住人達が傾ける想いもまた察していることから結婚願望の強い主人公の翻意を促すべく画策する。32歳に21歳、それに20代前半とされる3人の住人達もまた主人公が皆から愛されていることを察しているため、主人公の結婚願望は思わぬ転換を余儀なくされるのである。せっかくイイ仲になったヒロインもいることから主人公に同調すると肩透かしを喰らうことにもなるのだが、傍から見れば4人もの妻を事実婚的に娶ったも同然であり、何をか言わんやと微笑ましくツッコミたいところもある。その意味では麗香の思惑通りといったところであろう。 小学生の子持ちだったり、空手の達人ながら男性恐怖症の生娘だったり、淫らな副業が判明して前の寮に居づらくなって引っ越してきたり、といった味付けもあって各ヒロインのエピソードには奥行きがあり、それらが交錯する面白さもある。他の住人との触れ合いを目にして静かに嫉妬するような可愛い気のある甘いテイストを盛り込みながら、相応にドラマもあるストーリーがシンプルながらも紡がれている。 押しに弱くて感度の良いヒロインが責められる官能描写は相変わらず作者らしいが、本作では昂ぶらされてばかりの麗香が反撃に出る場面があった。だが、それは弱々しいもので、結局はいつも通りな印象だったので、いずれは余裕を見せた熟女が一貫して優位に立つような交合を読んでみたいものである。

DSK

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