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楽園への道 河出文庫
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楽園への道 河出文庫

マリオ・バルガス・リョサ(著者), 田村さと子(訳者)

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楽園への道 河出文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2017/05/01
JAN 9784309464411

楽園への道

¥1,540

商品レビュー

4.4

10件のお客様レビュー

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2026/02/01

作者円熟の極致。とにかく読みやすい。画家の孫の生涯と祖母の社会主義者の生涯が交互に語られていく。祖母も孫も、政治、宗教のそれまでの体制と徹底的に対立する。そして、ヨーロッパ中心主義や男性中心主義やブルジョワジーを超えて、どこまでも絶対的な自由や平等=楽園を探し続ける。バルガス=ジ...

作者円熟の極致。とにかく読みやすい。画家の孫の生涯と祖母の社会主義者の生涯が交互に語られていく。祖母も孫も、政治、宗教のそれまでの体制と徹底的に対立する。そして、ヨーロッパ中心主義や男性中心主義やブルジョワジーを超えて、どこまでも絶対的な自由や平等=楽園を探し続ける。バルガス=ジョサの作品として新しい。というのも、これまで彼は何かを批判的に描くことはあっても、積極的に何か理想を強く描くことはなかったからだ。もちろん理想=楽園なので、完全に実現されることはなく、孫の生きざまも祖母の生きざまも矛盾に満ちている。でも、それでもかまわないのだ。何の理想もない人生のほうが虚しいのだから。この作品になると、バルガス=ジョサのホモフォビア(同性愛嫌悪)も抑制されていくのもよかった。

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2025/10/29

フランスの社会運動家フローラ・トリスタンと、その孫であり芸術家のポール・ゴーギャン。作中ではこの2人の主人公の遍歴を交互に語る形で、物語が進んでいく。 活動した時代や領域は異なっているものの、この祖母と孫の生き様は驚くほど似通っている。周囲の無理解や抑圧に苦しみながらも、自らの理...

フランスの社会運動家フローラ・トリスタンと、その孫であり芸術家のポール・ゴーギャン。作中ではこの2人の主人公の遍歴を交互に語る形で、物語が進んでいく。 活動した時代や領域は異なっているものの、この祖母と孫の生き様は驚くほど似通っている。周囲の無理解や抑圧に苦しみながらも、自らの理想の世界(作中ではときに「楽園」として描かれる)を貪欲に追い求め、しかし志半ばで力尽きる。無謀だと思いながもその生き方に説得力を感じてしまうのは、史実として語られる出来事の隙間を満たす、作者の創造力の成せる技なのだろう。そもそも、この一見ちぐはぐとも言える祖母と孫を照応させて魅力ある作品を組み立てる試みに、作家としての嗅覚の鋭さを強く感じさせられた。

Posted by ブクログ

2025/10/03

やっと読み終わった〜(1ヶ月以上かかった) 実在した人物、女性社会改革運動家のフローラ・トリスタンと、その孫で画家のポール・ゴーギャンを題材にした小説。 フローラは19世紀パリ周辺、ポールは主にタヒチが舞台。フローラは労働者の団結を呼びかけ各地を回る。ポールはブルジョワの地位を...

やっと読み終わった〜(1ヶ月以上かかった) 実在した人物、女性社会改革運動家のフローラ・トリスタンと、その孫で画家のポール・ゴーギャンを題材にした小説。 フローラは19世紀パリ周辺、ポールは主にタヒチが舞台。フローラは労働者の団結を呼びかけ各地を回る。ポールはブルジョワの地位を捨て絵を描く。異なる時代を生きる2人が「反逆者」として生きてきた過程を章ごとに交互に描いている。 リョっさんの作品を読むのはは『街と犬たち』に続き2作目。正直なところ、読みながらもうラテアメ文学はしばらく読まない!と決めたほど読み進めるのが大変だったけど、読後感は悪くない。あとがき読むとリョっさんの他の作品読みたくなってきた。(やめとけ)

Posted by ブクログ

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