商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | みすず書房 |
発売年月日 | 2017/04/01 |
JAN | 9784622086031 |
- 書籍
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子どもたちの階級闘争
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子どもたちの階級闘争
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商品レビュー
4.4
80件のお客様レビュー
実際働くとしんどいことだらけなんだろうけど、なぜか眩しい印象の底辺託児所。そしてその時代を懐かしむ切ない緊縮託児所。
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この著者はほんとうに偏見のない人なんだな。かと言って、他の人の偏見に鈍感なわけでもない。声高に他人の偏見を糾弾することもなく、ただ差別される人、偏見を受ける人のそばで、同じ痛みを共有している。だからあんなふうに、背景も環境も性格も全く異なる人たちの苦悩やあり様がストンと納得できる...
この著者はほんとうに偏見のない人なんだな。かと言って、他の人の偏見に鈍感なわけでもない。声高に他人の偏見を糾弾することもなく、ただ差別される人、偏見を受ける人のそばで、同じ痛みを共有している。だからあんなふうに、背景も環境も性格も全く異なる人たちの苦悩やあり様がストンと納得できる、心の琴線に触れる文章が書けるのだろう。
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英国で保育士として働く日本人の視点、ていうだけですごく特別で面白かった。こうゆう経験からブレイディみかこさんの考え方が出来上がってるんだなぁと感じた。 ケリーのコスプレの話、バス遠足の話、日本の保育園児との差の話が印象的だった。 大変な家庭の子が早熟だったりするのって、必然なん...
英国で保育士として働く日本人の視点、ていうだけですごく特別で面白かった。こうゆう経験からブレイディみかこさんの考え方が出来上がってるんだなぁと感じた。 ケリーのコスプレの話、バス遠足の話、日本の保育園児との差の話が印象的だった。 大変な家庭の子が早熟だったりするのって、必然なんだなぁと感じた。託児所に行く年齢の子達が、如何に親の考え方や生活に左右されるかを考えると切なくなる。 外国人のお母さん達の生活保護受給英国人に対する態度の話も、そりゃそうだろうなと思った。海外で働いて生活して子ども育ててくメンタリティ持つ女性たちだものねぇ。 色々思うことはあったけど、内容が2000年代、2010年代後半の話なので、第一部からも大分日が経ってる。良くなってる気は全くしないし、悪くなり続けてる気が…悲しい。ほんと、政治って大事だ。勿論ミドルクラスやアッパークラスの人の方が政策が変わることで払う税金額が変わったり影響金額は多いかもしれないけど、どれだけ生活に影響があるかで見ると労働者階級およびアンダークラスのほうが影響受けるんだよなぁ。だからこそ、政治を考えるべきだし携わるべきなんだけど、生きることに精一杯だとそれすら考えることがないのは、なんだかなぁだわ。もっと義務教育時代に如何に政治が私たちの生活に関わっているものかを勉強するべきだと思う。
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