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いっとかなあかん店大阪
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いっとかなあかん店大阪

江弘毅(著者)

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いっとかなあかん店大阪

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 140B
発売年月日 2017/03/01
JAN 9784903993270

いっとかなあかん店大阪

¥1,650

商品レビュー

3.7

4件のお客様レビュー

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2024/02/01

一見して「グルメガイド」ではあるのだが、それに止まらない「気に入った御店を話題の入口に、食文化全般、街や人生を語るエッセイ」という様子になっていて、非常に興味深い。 偶々読んだエッセイを契機に『いっとかなあかん神戸』という本を読めば、それが「シリーズ第2作」というようなモノで、「...

一見して「グルメガイド」ではあるのだが、それに止まらない「気に入った御店を話題の入口に、食文化全般、街や人生を語るエッセイ」という様子になっていて、非常に興味深い。 偶々読んだエッセイを契機に『いっとかなあかん神戸』という本を読めば、それが「シリーズ第2作」というようなモノで、「第1作」として『いっとかなあかん店 大阪』が在ることを知った。それであれば読んでみたいと思った訳だ。 本書の筆者は「神戸に住んでいて大阪で活動」という方である。大阪で活動する中、色々な場所に立寄っていて、同時にそういう年月を重ねて方々の様子の変化も見詰めている。そういう中での溢れる想いのようなモノが綴られているのが本書である。 ハッキリ申し上げれば、何度も立寄った大阪で、本書に挙げられているような御店に御邪魔したようなことも無い。敢えて有名な場所を探すようなこともしていないからであるからかもしれない。本書に挙がっている御店そのものではなく、「多分、ここに挙がっている御店の支店か何かだろう…」という場所に訪ねた記憶が在る例は散見した。 発信密度や頻度が高まっている「グルメ情報」というようなモノを恃みに、色々と探し回るというのでもなく、「日頃の暮らしの中」で出くわすような場所という基準で、立寄って気に入った、そして何度も寄っているような場所を取上げている。そしてそういう気に入った場所の関係者に御願いして、出版向けの“取材”という体にして色々と綴って纏めているのが本書だと思う。読んでいて非常に面白いのは、御店そのもののことに留まらない、扱われている料理等の経過に関することや、そういう料理を論じてみようかとするような場合に思うことや、立地している地域や携わっている人達に纏わること等、広く深い話題が溢れている。そしって最初から「ごっつぉ」(御馳走)という程でもないが、結果的に「ごっつぉ」という存在感を放つモノに関すること等、実に興味深い話しが溢れる。 大阪という街も長い経過の中でドンドン変わっている。長く親しまれた繁盛していた御店も、色々な事情で何時の間にか姿を消しているという例も目立つという。そういう様子であるからこそ、「見逃さずに訪ねておくべき」というのが、題名の「いっとかなあかん」なのだと思う。本書の中の「街的」というような言い方、日常の動きの中で出くわす様々な好いモノ、佳いと思えるモノが連なっている様子、そして訊けば永い興味深い経過が在るというような様子が興味深いということが語られていた。何処の如何いう街でも、そういうモノが大切にされるべきなのであろう。更に、例えば「美味い鮨屋」というようなモノは、極めて主観的な何かなのであって、簡単にデータ化し得ないというような主旨のエッセイも在ったが、そういう内容には強い共感を覚えた。 本書は初登場から少し時間が経って「3刷」ということだ。名前が出た御店が残念ながら閉店している例も散見するので、その旨は書き記すというようなことは行われているようだ。が、御店を挙げて紹介する「グルメガイド」に留まらない、「食文化全般、街や人生を語るエッセイ」となっている本書は凄く愉しい。頁を繰る手が停められなくなり、素早く読了に至った一冊である。広く御薦めしたい。

Posted by ブクログ

2019/11/13

大阪の「いっとかなあかん店」に全然いっとらん大阪人です。これみて行こかなとは思うねんけど、発刊当時と今では客層が変わっとんちゃうかとおもて、なかなか行く気になれへんという。

Posted by ブクログ

2018/04/17

いかにもおいしそうな料理の写真満載で、今すぐにでも行ってみたくなるお店ばかりが紹介されている、というのは表向きで、これはれっきとした大阪文化を語った本である。 最初のページから最後のページまで、いたるところに「大阪」が横溢している。もちろんそれは、著者の大阪への愛情に裏打ちされた...

いかにもおいしそうな料理の写真満載で、今すぐにでも行ってみたくなるお店ばかりが紹介されている、というのは表向きで、これはれっきとした大阪文化を語った本である。 最初のページから最後のページまで、いたるところに「大阪」が横溢している。もちろんそれは、著者の大阪への愛情に裏打ちされたものであるに違いない。 自分のような地方在住者も、自宅から自転車や徒歩で行ける「行っとかなあかん店」を見つけたいと思う。

Posted by ブクログ

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